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注目:花粉情報に変更あり
今年は花粉がキツイです・・・。とにかく飛散量が多い! 「毎年”多い”って、言ってない?」と言われることもあるのですが、今年はこの10年で一番。日々花粉情報をチェックしている方もいると思いますが、今年になってその情報に変化があった事に気付きましたか?...

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3月16日


耳鼻科発:花粉症で眼が痒いあなたへ
眼の痒み に対する新しい薬剤が登場 当院は耳鼻咽喉科ですが、花粉症の患者さんの診察の際に「眼の痒み」についての相談を受けることも少なくありません。 もちろん、眼科ご専門の先生の診察を受けるのが理想的なのは大前提。ただ、なかなか複数科の受診が困難なケースなどで相談を受ける場面がある、という訳です。 「眼が痒い」=「点眼薬処方」が従来の対応でしたが、新たに「塗る目薬」とも言えるクリーム剤が登場したのをご存知ですか? 今回、眼科領域発であるこの薬剤について、眼科のみならず皮膚科・耳鼻咽喉科を含めた講演会が開催されたので、向学のため参加してきました。 本ブログでは、その講演会で勉強してきた内容をお伝えしようと思います(*印には私の感想・意見を書いてみました)。 アレルギー性結膜炎のリアル ●国民の40%がアレルギー性結膜炎に罹患している、という事実 *アレルギー性鼻炎が国民全体の50%、花粉症は国民の40%が罹患していることを考えれば、ほぼ同じ。 ●処方された薬をキチンと使う割合(アンケート調査) ・内服 57.4%、点眼薬 28.7%、点鼻薬 16.

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2月11日


400℃とスギ花粉の関係、知ってますか?
問題:「400℃」と「スギ花粉」の関係は? 答えられたあなた、かなりの花粉症フリークです。 多くの人は???だと思われるこの数字、一体花粉とどんな関係があるのでしょう? 回答: 「年明け以降の最高気温の合計」が400℃を超えるとスギ花粉の本格飛散が始まる。 スギ花粉の飛散開始日とは? 厳密には既にスギ花粉の飛散は始まっていますが、 一定数以上の数の花粉が2日以上連続して観測された日が「飛散開始日」と定義されている んですね。 その飛散開始日とほぼ連動するのがこの「400」という数字なんです。 ここからいえることは、「暖かい日が多いほど花粉飛散の時期が早まる」ということ。 飛散開始が早まったとしてもシーズンが早く終わる分けではないので、その分は花粉症シーズンが長引くことになります~冬は冬らしく、寒い日が多い方が花粉症の人には優しい訳ですね。 話を元に戻すと、今年(2025年)は2月5日時点で年明け以降の最高気温の合計が既に「391.4℃」となっています。 2018年の京都市ではこの合計が400℃を超えた日がが2月20日だったこと

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2月6日


2025花粉予測とタイプ別対策
まず、恒例の?自分の花粉症をタイプ分けする 本ブログを書いている時点(2025年1月17日)でも、実は既に少量の花粉飛散が確認されています(以下、京都市内在住の立場での記述になります)。 本格シーズン前でも、気温が上昇した日には少量の花粉がフライングして飛散するのがその理...

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1月17日


口呼吸のデメリット & 鼻呼吸のメリット
耳鼻科医目線で「のどを悪くし易い人」を見ると、こうなる 「私、すぐにのどが悪くなるんです」 「自分は扁桃炎をよく起こします」 多くの患者さんがそう話してくれるのですが、実は、そんな訴えをする患者さんを診察する時に気を付けていることがあるんです。 それは・・・、 「無意識のうちに、普段から”口呼吸”をしてないか?」 と疑う、ということ。 今回は口呼吸のデメリットについてのお話ですが、本題に入る前に違う視点から考えてみましょう。 まず、鼻呼吸のメリットは? ◎フィルターの役目 鼻から吸い込んだウイルス・汚れた空気などは鼻のフィルター機能(空気清浄機的な役割)でクリーンな状態にしてからのどに送られます ◎吸い込んだ空気の温度・湿度管理の役目 例えば「乾燥した」「冷たい」空気を鼻から吸い込んだ場合、その空気を鼻の中で「加湿して」「温めて」からのどに送ります ◎酸素の摂取効率を高める(特に運動時) ◎脳を冷却して思考能力・記憶定着力を高める ◎睡眠時の気道確保~睡眠の質を高める ◎脳の発達と機能維持の役割(マウスにて実証済:...

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1月7日


再掲&重要: 花粉症予備軍?
この度「アレルギー性鼻炎」の診療の指標となるガイドライン(GL)に変更が加えられました。 その中で私が重要だと思う点があるのですが・・・、実はこれに関連するブログを2016年に書いていたので、その記事を再掲した上で追加の解説をしてみます。...

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2024年6月5日


2024花粉予測とタイプ別対策
花粉症患者をタイプ分けする 本ブログを書いている時点(1月18日)でも、実は既に少量の花粉飛散が確認されています(以下、京都市内在住の立場での記述になります)。 本格シーズン前でも、気温が上昇した日には少量の花粉がフライングして飛散するのがその理由。...

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2024年1月19日


2023 花粉予測と対策
つい先日新年を迎えたかと思ったら、もう花粉の話題が出る時期になりました。 今回は今シーズンの花粉予測とその対策について。適切な情報をもとに適切な対応をすることで、少しでも負担の少ない花粉シーズンを迎えたいですね。 まず結論、...

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2023年1月23日


鼻うがいのメリット・デメリット その3
以前から何度か「鼻うがい」関連のブログ記事を書かせて頂きましたが、皆さんの関心が高いことが伺えます。 さらに、このコロナ禍で鼻・のど等呼吸器系の状態をより良く保つことの重要性が再認識されていることから、ますます注目されるものと思います。 今回は改めてその内容をご紹介し、新知見?を含めて記載しようと思います。 ①目的は? ②効果(メリット)は? ③気を付けること(デメリット)は? ④始めるには? ①「鼻うがい」の目的は? のどの炎症予防・治療目的でうがいするのと考え方は同じです 鼻を洗浄することで鼻腔内の粘膜を良い状態に導く、と考えると良いでしょうか。 ・停滞する分泌物や吸引した汚染物質・ウイルス等を洗い流すことで鼻腔内をキレイにする ・結果として鼻粘膜の抗炎症作用・免疫機能を改善・保持する ②「鼻うがい」の効果(メリット)は? アレルギー性鼻炎や鼻の慢性炎症の症状を改善する効果が確認されている ・「鼻うがい」をした人としなかった人を比べると、した人にアレルギー性鼻炎症状改善が認められた ・慢性鼻炎の人が「鼻うがい」することで症状改善が得

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2021年6月24日


花粉症・感染症対策で有効なマスクは?
コロナ禍以降に様変わりした日常、気付いたら春の花粉シーズンが既に始まっています。 みなさん感染・花粉対策に尽力されていることと思いますが、「手洗い」とともに対策の代表格と言えるのが「マスク着用」。 マスクの種類は色々あるけど、どうなの? ただ、コロナ禍をきっかけにマスクの種類による予防効果の違いが検証されるようになり、特にウレタンマスクがやり玉に挙げられたのは記憶に新しいところですね。 ウレタンマスクや布マスクは不織布マスクに比べてウイルス等の拡散・吸引の予防効果が少ない、という論調なんですね。 巷には<不織布マスク警察>なんて人がいるという報道もあって、ウレタンマスク・布マスク業界の方々が悲鳴をあげているというニュースを耳にした方もおられるでしょう。 ・・・果たして、ウレタン・布マスクが全てアウトなのでしょうか? 私の答は、「NO」です(最近では高機能なウレタン・布マスクも登場しているようですしね)。 ただし、一定の基準を設けた上で上手に使い分けるスキルが必要かな、とも思うのです。 そこで今回は、私の独断で「こんな時にはこのマスク!」みたい

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2021年2月18日


鼻うがいのメリット・デメリット、実践編①
コロナ・コロナ、の今日この頃、みなさん、自身の健康管理に今まで以上に気を使っているのではないでしょうか? 健康管理を考える時に何が重要か・・・、当院HPで紹介している「コロナ対策”かきくけこ”」にも記載していますが、耳鼻咽喉科的にはとにかく「口呼吸しちゃダメ!!」なんです。 改めてご紹介しますが、 ①鼻の通りが悪くなる ②口呼吸する ③睡眠の質が悪くなる+のどの粘膜が乾燥する ④抵抗力・免疫力低下+色んなウイルスがのどの粘膜に付着し易くなる それを回避するために「鼻呼吸を確保する」ことが極めて重要になるんですね。 そこで今回、鼻内環境を改善・維持するために「鼻うがい」がどれほど役に立つか、慢性鼻炎を持っている私自身が検証してみました(あくまで個人的見解です)。 今回実践したのは 「NeilMed社」の「SinusRinse」 という製品。 準備といえば、専用ボトル+これまた専用の生理食塩水精製用粉末(サッシェ)があり、ボトルに入れたお湯(36-38℃くらいが適当かな)に粉末を溶かすだけです。 後は鼻腔を片方ずつ洗浄するだけ(両鼻、2回ずつくら

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2020年11月7日


鼻うがいのメリット・デメリット、その後
2016年に書いた 「鼻うがいのメリット・デメリット」 なるブログがあるのですが、何故だか多くの方に読んで頂きまして。 以前から鼻うがいのことは度々話題になっていましたし、このご時世であればコロナウイルス感染症対策の一つとして気になるところかもしれませんね。 そこで今回は、 「で、鼻うがいは効果があるの?ないの?」について。 「アレルギー性鼻炎に対する、生理食塩水を用いた鼻うがい」 なんていう論文がありますが、要するに、アレルギー性鼻炎の人が鼻うがいをしたら何もしない人よりも症状が軽くなった、と結論づけているんです。 前述した通りやり方には若干の注意が必要ですが、適切にできればとても良い方法ですね(ちなみに、塩分濃度の違いによる治療効果には有意差は認めなかったとか)。 もう一つ、出典を失念してしまいましたが「鼻うがいで慢性的な鼻の炎症が軽減する」というものもあります。 さらに、「鼻うがいで慢性副鼻腔炎が治癒した」という症例報告もあるようです。 これまた前述のごとく、継続的に鼻うがいをすることが前提。 やっぱり、調子が悪い時だけ、じゃダメなん

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2020年5月6日


花粉、始まりました
前回のブログで「今年は花粉飛散が早まりそう」と書きましたが、その通りになってしまいました。 先週後半から多くの花粉が飛散する日が出てきて(風の強い日もありました)、それに伴い花粉症の症状が本格的に始まった方が大勢おられます。...

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2020年2月23日


重要:花粉飛散開始が早まっている!
毎年、春の花粉の時期だけ受診される患者さんがおられますが、今年は例年よりも早めに受診される方が多い印象です。 何故? どうやら「例年よりも花粉が早めに飛んでいる」のが原因のようです。 <花粉の飛散開始を予測する方程式?>があるのですが、それは...

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2020年1月26日


2019花粉シーズン後半戦
ここ数年では一番多いとされている花粉ですが、ようやくスギ花粉が終わりそうです。 が、入れ替わりにヒノキ花粉が増えてきました。 スギ花粉同様、「ヒノキ花粉も大量飛散する」と考えておいた方が無難でしょう。 今週・来週あたりがヒノキ花粉ピークだと思われますので、引き続きご用心を!...

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2019年4月4日


2019年シーズンの花粉予測
いきなりですが、今年のスギ・ヒノキ花粉は「やや多め(関西地区)」と予想されています。 「毎年そう言ってますよね?」 と指摘を受けることがあるのは事実です。 ただ、 1、国の機関が発表する予想をお伝えしています(花粉飛ぶ飛ぶ詐欺、ではありません・笑)...

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2019年2月4日


花粉だけじゃない!?
ヒノキ花粉が最盛期に向かっています。 ツラい時期を過ごしている方が大勢いらっしゃいますが、そこにさらなる追い討ちが。 まさに「泣きっ面に蜂」とも言える状況です。 その犯人は、「PM2.5」と「黄砂」。 これらは大気汚染物質の1つで、車や工場からの排ガス、中国ゴビ砂漠の砂塵な...

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2018年4月8日


「花粉」と「のどの痛み・咳」の関係は?
スギ花粉がピークに向けて飛散しています、みなさん大丈夫ですか? 今回は花粉症の症状についてのお話を。 花粉症の症状としてよく言われる「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒み」以外にも、実は「のどの痛み・咳・イガイガ感」を訴える患者さんが大勢いらっしゃいます。...

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2018年3月8日


400℃とスギ花粉の関係
問題:「400℃」と「スギ花粉」の関係は? 答えられたあなた、かなりの花粉症フリークです。 多くの人は???だと思われるこの数字、一体花粉とどんな関係があるのでしょう? 回答: 「年明け以降の最高気温の合計」が400℃を超えるとスギ花粉の本格飛散が始まる。 スギ花粉の飛散開始日とは? 厳密には既にスギ花粉の飛散は始まっていますが、 一定数以上の数の花粉が2日以上連続して観測された日が「飛散開始日」と定義されている んですね。 その飛散開始日とほぼ連動するのがこの「400」という数字なんです。 ここからいえることは、「暖かい日が多いほど花粉飛散の時期が早まる」ということ。 飛散開始が早まったとしてもシーズンが早く終わる分けではないので、その分は花粉症シーズンが長引くことになります~冬は冬らしく、寒い日が多い方が花粉症の人には優しい訳ですね。 話を元に戻すと、今年(2018年)は2月20日に年明け以降の積算最高気温が400℃を超えました(京都市)。 ということは・・・、いよいよスギ花粉症シーズン到来、という訳です。 飛散開始日以降は花

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2018年2月21日


インフルエンザと花粉症
インフルエンザが猛威を振るっている最近ですが、早くも花粉症関連の症状が出始めています。 寒い日が多い中、気温がある程度上がる日には既に少量ながら花粉飛散が始まっているようです。 事実、この1週間で花粉症の症状を発症し出した方が出てきています。...

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2018年2月11日
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