top of page

コロナ対策⑩ マスクについてもう一度考える

 相も変わらずコロナ禍の収束は遠いようです。

変異株が猛威を振るい、ワクチン接種は思うように進まず、TV・ネットでは気が重くなるような話題ばかり・・・。

とは言え、感染対策を徹底しなければならない事実は疑いようもありません。


ということで、今回は感染対策の中でもマスクについて再考してみたいと思います。



●海外で「マスクいらない」デモを主導していた人がコロナ感染。病院のベッドから酸素吸入しながらの動画配信で「ごめんなさい。私が間違っていました。」と謝罪した、なんて事例がありました。


●先日開催された某フェスでは、「感染対策万全」を謳いながらも現場ではノーマスクの参加者が一定数いた事実も報道されました(後にクラスター発生)。


●さらには「不織布マスク禁止」なるイベントも開催され、当然のごとく非難・批判の対象に。



 東京大学医科学研究所のデータを基に内閣官房が作成した「マスクの効果」に関する資料があります。マスクの有無で会話時に出る微粒子の量がどれほど変化するか、という実験ですね。


これによると、

マスクの効果が大きく得られるのは、

1位 会話する側・聞く側の両者がマスク着用 

2位 会話する側だけがマスク着用 

3位 聞く側だけがマスク着用 

 

話をすれば飛沫や微粒子が多く出るのは当然ですから、「話す側」がマスクを着用することが重要。

コロナに感染しても無症状や軽症の人が多いという事実がありますが、この事実が逆に感染拡大の一因にもなる訳です。

結果として、特に体調不良等の自覚が無い普段から、話す時にマスク着用が必要となるんですね。

飲食が悪い・酒類提供が問題なのではなく、<マスクを外して><(時に大声で)お互いが喋る>ことが問題なのです。


 マスクの素材についても一定の見解が得られてきており、N95マスクのような特殊なものを除くと「不織布マスク」が一番優れているとされます。


一方、街中を見渡してみるといわゆる「ウレタンマスク」姿の人が多いという事実。

「呼吸しやすいマスク」「顔が蒸れない」などの理由で人気があるようですが、これはすなわち「ウイルス等を防ぐ効果が低いマスク」ということとイコールなのです。 とある、人気の小顔シルエットマスクには<ウイルス防止のフィルターは使用しておりません>と注意書きがあります。こうなると、マスクもファッションの一部とみなされていると言えます。


コロナ禍のマスク需要をビジネスチャンスと捉えて事業展開することを否定するものではありませんが、ここにも国からの一定の基準があっても良いかなー、と思う訳ですね。



 全ての人が全く同じ対策をする必要はありませんが、各個人の生活スタイル・活動内容に適した対策を行うことが求められます。


完全に元通りなんていうのは無理でも、少しでも早く従来の生活を取り戻したいものです。




閲覧数:446回

最新記事

すべて表示
bottom of page