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PM2.5・黄砂とアレルギー症状についてのQ&A

 

Q1.PM2.5や黄砂は、なぜアレルギー症状を悪化させるのですか?

A.鼻やのど、目の粘膜を刺激し、炎症を起こしやすくするためです。

PM2.5は直径2.5μm以下の非常に小さな粒子で、鼻や気管支の奥まで入り込みます。黄砂も同様に、アレルゲンや細菌、化学物質を付着させて運ぶため、鼻水・くしゃみ・鼻づまり・咳・目のかゆみなどの症状を悪化させます。

Q2.花粉症がない人でも症状が出ることはありますか?

A.はい。アレルギー体質でなくても症状が出ることがあります。

PM2.5や黄砂は、アレルギー反応だけでなく「粘膜刺激による炎症」を引き起こします。そのため、これまで花粉症のなかった方でも、のどの違和感、咳、目のかゆみ、頭痛などが現れることがあります。

Q3.子どもや高齢者は影響を受けやすいですか?

A.特に影響を受けやすく、注意が必要です。

子どもは気道が未発達で免疫も成長途中、高齢者は呼吸機能が低下しているため、PM2.5や黄砂の影響を受けやすいとされています。
**ぜんそく、アレルギー性鼻炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)**のある方は特に注意が必要です。

Q4.PM2.5・黄砂が多い日は外出しない方がよいのでしょうか?

A.可能であれば外出を控え、マスクや眼鏡での対策をおすすめします。

環境省などが発表する飛散情報で数値が高い日は、
・長時間の屋外活動を控える
・不織布マスク・花粉症用メガネの着用
・帰宅後のうがい・洗顔・鼻洗浄
といった対策が有効です。

Q5.症状が強いときは、どのような治療をしますか?

A.抗アレルギー薬/消炎剤や点鼻薬などで症状をコントロールします。

症状に応じて、
・抗ヒスタミン薬
・ステロイド点鼻薬
・気管支を広げる吸入薬
などを使用します。我慢せず、早めの受診で悪化を防ぐことが大切です。

院長コメント

 PM2.5や黄砂は、「アレルギーがある人だけの問題」ではありません。
花粉症がない方でも、のどの不調・咳・鼻づまり・目のかゆみが出ることがあり、放置すると慢性化することもあります。

毎年春先から初夏にかけて症状が悪化する方は、花粉だけでなくPM2.5や黄砂の影響も疑ってみることが大切です。
つらい症状は我慢せず、早めにご相談ください。

医学的根拠

 PM2.5は気道上皮に炎症反応を引き起こし、アレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくの増悪因子となることがわかっています。
また、黄砂には鉱物粒子だけでなく花粉、細菌、化学物質(硫酸塩・硝酸塩など)が付着しており、アレルギー症状や呼吸器症状を悪化させるのです。
さらに、PM2.5濃度の上昇と、花粉症・咳・喘息発作の増加には疫学的関連が報告されており、小児・高齢者・呼吸器疾患のある患者は、特に影響を受けやすい高リスク群である結論づけています。

参考文献

1.環境省.微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報

2.日本アレルギー学会.花粉症・大気汚染物質とアレルギー

3.KE. et al. Health effects of Asian dust and PM2.5 on allergic diseases. Allergy, 2020

4.日本呼吸器学会.大気汚染と呼吸器疾患ガイドライン

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