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《 はじめに 》

 

高血圧・・・・・・・・・・・・・・2倍

心臓血管障害・・・・・・・・・・・3倍

脳血管障害・・・・・・・・・・・・4倍

居眠りによる交通事故・・・・・・・7倍


何の数字かおわかりですね?そうです!睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、それだけリスクを背負っているというデータなのです。
最近になって、身体への悪影響・生活習慣病との関連から「いびき」や「睡眠時無呼吸」が注目されるようになってきました。

 

どうやら「いびきぐらい・・・」なんて言っていられないようです。

このページを読んでいるあなたは、何かしら思い当たる節があるはずです。

 

ここでは、いびきや睡眠時無呼吸についてわかりやすく解説しています。正しい知識を身につけ、正しく対処しましょう!

この問題を考えるにあたっては、2つの要素に分ける必要があります。
まず1つは「いびきの音の問題」、そしてもう1つは「無呼吸に関連して身体に悪影響を及ぼす問題」です。
自分の問題がどこにあるのかをしっかりと見極めないと対処を誤ってしまいます。

● 睡眠不足の弊害 

 あなたは普段、何時間眠っていますか?ナポレオンは3時間しか眠らなかった、なんて言われていますが・・・。

 

 個人個人に最適な睡眠時間というものがあるかと思いますが、ここでは平均的な数字をご紹介します。

知らず知らずの間に身体への負担を蓄積させることがないよう、参考にして下さいね。

 

 まずお示しするのは、先進国国民の1日平均睡眠時間のグラフです。

18か国中、日本は何と下から2番目の短さです!高度成長期の負の遺産なのか、テレビ・スマホ等の趣味・娯楽の過剰な充実、もしくはコンビニに代表される24時間社会の影響なのか。

 

 今一度、自身の睡眠について考えてみましょう!

● いびき・睡眠時無呼吸症候群についての詳しい情報は以下からどうぞ

大人のいびき・無呼吸

 ◎ いびきとは?

 ◎ SASとは?

 ◎ SASの症状・合併症

 ◎ SASの検査・診断

 ◎ SASの治療・対処

​ ◎ SASの治療効果

小児のいびき・無呼吸

 ◎ 小児のいびき・SAS   

 ・ いびきが学校の成績に悪影響!

 ・ 小児のいびき・無呼吸の原因/診断/検査/治療

​ ・ 小児の無呼吸には手術?経過観察?

睡眠障害グラフ

睡眠不足は百害あって一利なし!

 5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを2~3杯飲んだときと同じくらい機能が低下する。

望ましい睡眠時間は6時間半から8時間。 

 睡眠中は成長ホルモンが出て細胞を再生する。睡眠不足だと、その分泌が少なくなるので老化が進んでしまう。同じく抗老化ホルモンであるメラトニンも、やはり夜に分泌される。

 睡眠不足になると脂肪や糖の代謝が悪くなり、太りやすくなったり、血糖値が高くなったりする。 

                           (睡眠評価研究機構の白川修一郎代表)

<院長コメント>

① 軽く酔った状態では日常生活はおろか勉学・仕事にも悪影響なのは明らか。効率よく集中できなければキチンとした仕事もできませんね。

② 傷ついた細胞や遺伝子が睡眠中に修復されるのです。もちろん、お肌のハリや潤いも回復(睡眠不足でお肌が荒れるのには明確な理由があったんです)。

③ 起きている時間が長ければ飲食の誘惑・欲求に負けるコトも。睡眠不足による代謝減退も加われば、しかもそんな生活を繰り返せば結果は火を見るより明らか・・・、ですね。

睡眠不足は体を壊す!

 45歳以上の5万4269人を調査したところ、睡眠時間が6時間以下の人と、10時間以上の人はともに肥満、糖尿病、心臓病の有病率が高かった。

(Youngら:SLEEP 2013;36(10):1421-7)

<院長コメント>

 日中に頭が働かない、寝不足で昼間に眠気に襲われる。結果、缶コーヒーを多飲することでさらに糖質接種量が増える、なんて話もあります。睡眠不足による自律神経の乱れが血圧を上昇させることもわかっており、ますます合併症のリスクを高めてしまうんです!         

 この報告が示す通り、「長時間眠れば良い」というものでもありません。

何と、”睡眠不足”と”眠り過ぎ”、どちらも長生きできない、という研究結果を発表した論文があるんです!

​効率の良い・質の良い睡眠をとることがいかに大切かを再認識したいですね。

生存率グラフ

Self-Reported Sleep Duration as a Predictor of All-Cause Mortality: Results from the JACC Study, Japan

Tamakoshi A, et al.    Sleep 27 : 51-54, 2004.


睡眠時間は短い場合も長すぎる場合も死亡率が高くなり、最も死亡率が低いのは7時間の場合である

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