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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


夜になると/横になると鼻づまりがひどくなる・寝ると鼻が詰まる原因と対処法【大人と子どもの違い】
「夜になると鼻づまりがひどくて眠れない」 「横になると急に鼻が詰まる」 そんな症状に悩む方は少なくありません。 実は、夜の鼻づまりには自律神経や体勢の変化など医学的な理由があります。さらに、大人と子どもでは原因が少し違うことも重要なポイントです。 この記事では、耳鼻咽喉科の視点から大人と子どもで違う鼻づまりの原因・特徴・対処法をわかりやすくまとめます。「夜だけだから大丈夫」と思っていても、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻の構造の問題などが隠れていることがあります。この記事では、まず原因を知り、自宅でできる対策、そして「受診した方がよいケース」まで順番に解説します。 また、夜に鼻づまりを自覚する人は、知らない間に昼間にも鼻呼吸が不十分なケースが多いです。 * 勉強/仕事/スポーツ/免疫力等への悪影響については本ブログの最後に案内しています。 1. 夜に鼻づまりが悪化する理由 夜になると鼻づまりが悪化しやすいのには、体の自然な仕組みが関係しています。 ① 副交感神経が優位になる 夜はリラックスモード(副交感神経優位)になります。この状態では鼻粘膜の


耳が痒い/塞がった感じを放置するとカビ感染も・・・、外耳炎のリスク
耳の中がかゆい、耳垢?かさぶた?が多い、耳だれが出る…。その症状は 「外耳炎」 の可能性があります。 外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」の皮膚に炎症が起こる病気です。 最近は イヤホンの長時間使用 耳そうじのしすぎ 汗や湿気 などがきっかけとなり、外耳炎を繰り返す方が増えています。 この記事では、耳鼻科の診療でよく見られる 外耳炎の原因・症状・予防法について解説します。 ◆ 外耳炎とは 外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの皮膚(外耳道)に炎症を起こす病気です(細菌感染や真菌(カビ)感染を合併することもあります)。 耳の中の皮膚は非常に薄く、わずかな傷からでも炎症を悪化させ、細菌が入りやすいという特徴があります。 そのため 耳を触るクセ 耳そうじのしすぎ イヤホンや耳栓の刺激 といった 日常の習慣がきっかけになって発症することが少なくありません。 ◆ 外耳炎の主な症状 外耳炎では次のような症状がよく見られます。 耳の中がかゆい/塞がった感じ 今までよりも耳垢?かさぶた?が増えてきた 耳を触ると痛い 耳だれ(ジュクジュクした分泌物)が出る


黄砂・PM2.5で体調不良?アレルギー・咳・頭痛が悪化する理由と対策
◆ はじめに 春先だけでなく、秋や冬でも飛来する PM2.5 や 黄砂。「最近、頭痛やめまいが増えた」「鼻・のどがムズムズ・イガイガする」「咳がなかなか収まらない」そんな症状が、実は“空気中の微粒子”と関係していることをご存じですか? 今回は、PM2.5・黄砂が体に与える影響を、耳鼻科医の視点で分かりやすく解説します。 PM2.5/黄砂が飛ぶ時期を知りたい方は、 ▶ PM2.5と黄砂、いつ飛ぶ? 春だけじゃない飛来シーズンと対策 ▶ PM2.5と1年の不調カレンダー ◆ PM2.5・黄砂とは? ■ PM2.5 大気中に浮遊する 2.5μm以下の超微小粒子。中国大陸からの越境汚染、車の排気ガス、工場の排ガスなどが主な発生源。一年を通して観察されます。 ■ 黄砂 中国の砂漠地帯から偏西風に乗って飛んでくる 砂の粒子。近年は粒子表面に大気汚染物質が付着しており、アレルギー反応を起こしやすい。3-5月に多く飛来するが、時に他の季節にも。 花粉症じゃないのに毎年春に体調不良を自覚する人は、PM2.5+黄砂のダブルパンチでダメージを受けている場合があ


「治らない口内炎は癌??」注意点と受診の目安を解説
出典 www.daiichisankyo-hc.co.jp 「同じ場所にできる口内炎が、実は“がんの前触れ”だった」 ――これは決して珍しい話ではありません。 ただし、すべての口内炎が危険というわけではなく、多くは自然に治る良性のものです。 口内炎を何度も同じ場所に繰り返している方は、念のため、ぜひ最後まで読んでください。 「たかが口内炎」と思っていませんか? 米粒半分ほどの大きさでも、口内炎の痛みは相当なものですよね。 増してや、それが繰り返し起こるとしたら・・・。 実は“同じ場所に繰り返す口内炎”の中には、早期発見が大切な危険なタイプもあります。 今回は、見逃してはいけないサインと対処法を医師が解説します。 ◆ 口内炎とは? 難しく言うと、「口内炎」とは口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。 口唇・歯肉・頬粘膜・舌などに、多くは白色の潰瘍のような粘膜変化が起こります。 ◆ 口内炎ができる主な原因は? 1.体調不良、ストレスによる免疫力低下など 2.睡眠不足、栄養不足(主にビタミンB2) 3.義歯・飲食物などによる物理的刺激...


耳鼻科医が教える 鼻うがいのメリット・デメリット
「鼻うがいって本当に効果あるの?」「やりすぎると逆に悪いって聞いたけど…」 これらは、外来でほぼ毎日のように受ける質問です。 鼻うがいは、正しく行えば花粉症・副鼻腔炎・鼻づまりなどの症状緩和に役立つセルフケアです。一方で、方法や頻度を誤ると「鼻がツーンと痛い」「耳がおかしい」「余計に調子が悪くなった」と感じる方も少なくありません。 そこで本記事では、耳鼻科医の立場から鼻うがいのメリット・デメリット、正しいやり方、失敗しやすいポイントを初めての方にも分かりやすく解説します。 ◆ この記事でわかること 鼻うがいの本当の効果とメリット よくある失敗・デメリットと注意点 痛みを防ぐ正しい方法・頻度・タイミング ◆ 鼻うがいの目的と基本的な考え方 鼻うがいは、文字通り**「鼻の中をうがいするように洗浄する方法」**です。 花粉症・副鼻腔炎・慢性鼻炎などによる鼻づまりや不快な症状を和らげたい方の間で、近年広く行われるようになってきました。 鼻には、 異物(ホコリ・花粉など)をブロックする ウイルスや細菌の侵入を防ぐ 吸い込んだ空気の温度・湿度を調整する


睡眠時無呼吸症候群(SAS)と車の運転 ニュースから考える「安全運転」とCPAP治療の大切さ
2026年8月、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係したとみられる交通事故が報道されました。 報道によると、SASと診断されCPAP治療を指示されていた方が、事故前日にCPAPを使用せず車を運転し、居眠りによる事故を起こしたとして書類送検されています。 このニュースをご覧になり、 「SASと診断されたら運転できないの?」 「CPAPを使っていれば安心なの?」 「運転するときに何に気を付ければいいの?」 と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、SASと診断されたからといって、運転が禁止されるわけではありません。 道路交通法や運転免許制度でも、重要なのは病名そのものではなく、日中の強い眠気などによって安全な運転に支障を及ぼす状態かどうかです。 適切な治療を受け、眠気が改善している多くの患者さんは、普段どおり仕事や日常生活、車の運転をされています。 「受診の目安:当院の診療案内」 SASが心配な方、睡眠の質が良くない自覚がある方、いびきが大きいと言われる方など。 気道の状態評価、睡眠検査、診断から適切な治療への流れをワンストップで対応
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