鼻がつまって眠れない|大人と子どもで違う原因と対処ガイド
- shibata.ent

- 15 時間前
- 読了時間: 4分
「鼻づまりがつらくて眠れない…」そんな夜が続くと、疲労蓄積、翌日の集中力低下、頭痛、日中の眠気など、生活の質が大きく落ちてしまいます。そして実は 鼻づまりの原因は“大人”と“子ども”で少し異なる ことをご存じでしょうか?
この記事では、耳鼻咽喉科の視点から大人と子どもで違う鼻づまりの原因・特徴・対処法をわかりやすくまとめます。
1. 鼻がつまると眠れない理由
夜になると鼻づまりが悪化する方は多くいます。その主な理由は次の3つです。
自律神経の働きで、夜は鼻粘膜がむくみやすい
横になると血流が増え、鼻の奥の気道が狭くなる
アレルゲン(ホコリ・ダニ)が布団周りに多い
つまり、元々鼻の通りが悪い状態があると、夜間はさらに症状が出やすくなります。
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2. 大人に多い「鼻づまりの原因」
① アレルギー性鼻炎(通年性・季節性)を代表とする鼻炎
最も多い原因。昼間・夜間の鼻づまり、くしゃみ、鼻水が特徴です。寝室のダニ・ホコリ、季節の花粉が悪化要因となります。
同時に気温・気候・湿度の変化(特に気温低下・乾燥)による刺激が加わればさらに増悪。
② 副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻の炎症が長引き副鼻腔まで広がった状態。粘りのある鼻水・後鼻漏(のどに流れる鼻水)・嗅覚低下・頭重感などが目安になります。
③ 鼻中隔弯曲症
鼻の仕切りが大きく曲がっている状態。片側だけ常に通りが悪い・横向きで眠ると片側が詰まるなどが特徴です。
④ 加齢による鼻の乾燥・血流変化
年齢とともに粘膜が乾燥し、鼻づまり・鼻水が繰り返すことがあります。
3. 子どもに多い「鼻づまりの原因」
子どもの鼻づまりは、大人と違った要因が多く見られます。
① アデノイド肥大(鼻の奥のリンパ組織の腫れ)
いびき・寝ているときの口呼吸・息が苦しそうなどがあれば要注意。
② 扁桃肥大
アデノイド肥大とセットで起こることも多く、睡眠の質の低下や日中の眠気・集中力低下につながりやすいです。
③ アレルギー性鼻炎を含む鼻炎
ダニアレルギーによる通年性の鼻炎が多め。くしゃみ・鼻水とともに、夜間の鼻づまりが続くことがあります。もちろん、気温・湿度など環境の影響もあり。
④ 風邪(上気道炎)を繰り返す
保育園・小学校でウイルスに触れやすい時期は、慢性的な鼻づまりになりがちです。
自身で上手く鼻をかむことができないのも大きな理由です(鼻をかめる ≠ 鼻を有効にかめる)。

4. 今すぐできる鼻づまり対処法(大人・子ども共通)
① 寝室の環境を整える
布団・枕を定期的に掃除
空気清浄機を活用
加湿器で湿度 40〜60% を維持
② 鼻うがい(大人におすすめ)
塩分濃度・温度の整った専用液を使うと安全です。
③ 温める
お風呂・蒸しタオルで鼻の血行を良くすると、粘膜のむくみが改善します。
④ 市販薬の使い方は注意
血管収縮薬(点鼻)を毎日使い続けると薬剤性鼻炎(薬のせいで鼻づまりが悪化)を起こすことがあります。数日以上続く場合は耳鼻科に相談を。
5. 受診したほうがよいサイン
1週間以上、鼻づまりが続く
夜、息苦しくて何度も目が覚める(起床時の口渇、熟睡感欠如も)
片側だけいつも詰まる
いびき・口呼吸が強い
鼻水が黄色・緑色で治らない
これらは治療が必要なサインのことが多く、放置すると睡眠の質がさらに低下してしまいます。
6. 耳鼻科でできる検査/治療
アレルギー性鼻炎の検査/治療
副鼻腔炎の検査/治療
鼻処置/ネブライザー
鼻中隔弯曲症の手術相談
子どものアデノイド・扁桃の評価(手術適応の判断)
睡眠状態を評価する検査
症状の原因を特定することで、最適な治療につながります。
まとめ
鼻づまりで眠れない原因は、大人と子どもで異なり、対処法も変わります。睡眠の質が下がると日常生活に大きな影響が出るため、つらい状態が続く/繰り返す場合は早めの受診がおすすめです。
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