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乾燥で鼻やのどがイガイガ?耳鼻科医が教える3つの簡単ケア

はじめに


 朝起きたときに「のどがイガイガする」「鼻がムズムズして通りが悪い」と感じることはありませんか?最近では一年中エアコンを使う環境が多く、さらに秋冬は外気が乾燥するため、鼻づまりやのどの不調が増えます。

空気の乾燥は、鼻やのどの粘膜を刺激し、ウイルスやアレルゲン(花粉・ハウスダスト)を防ぐ力を弱めてしまうため、乾燥対策=感染予防 とも言えるほど重要です。



🌿乾燥が続くと鼻やのどにどんな影響がある?


 乾燥が続くと次のような症状が出やすくなります。

  • 鼻づまりが慢性化する

  • のどの痛み・咳が長引く

  • アレルギー症状が悪化する

また、鼻のムズムズやかゆみがあるとつい顔を触りがちですが、触るほど粘膜や皮膚が刺激されて症状が悪化します。




【耳鼻科医が解説】乾燥から鼻・のどを守る3つの基本ケア


① 加湿を意識する

湿度が低いと鼻やのどの粘膜がすぐ乾燥します。加湿器が理想ですが、以下のような簡単な方法でもOK。

  • 洗濯物の室内干し

  • お湯を入れたコップを枕元へ

  • 濡れタオルを干す

理想的な湿度は40〜60%。湿度計は加湿器の“近く”に置くと誤差が出やすいので、少し離れた場所に置きましょう。



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② マスクで保湿する


 マスクは感染対策だけでなく、自分の吐く息で鼻・のどを加湿する効果 があります。特に寝ている間は口呼吸になりやすいため、ナイトマスクの保湿ケアが有効です。

ただし、マスクの下で口が開いてしまうと乾燥は防げないので注意。


📌 鼻の保湿ジェルも有効

「鼻しっとりジェル(東京鼻科学研究所)」のような保湿ジェルは、鼻の入口付近に塗ることで

  • 乾燥予防

  • 粘膜の保護

  • 花粉・ウイルス・ホコリの付着防止

  • ひび割れの痛みの軽減

といった作用が期待できます。マスクができない場所やエアコンが強い環境、就寝前に活躍します。


📌 口テープという選択肢も

 市販の口テープは「睡眠中の口呼吸」を防ぐアイテムで、のどの乾燥対策になります。ただし “鼻が通っていること” が前提条件 なので、鼻づまりがある人は注意してください。



③ 鼻うがいでリセット

 乾燥した粘膜にホコリや花粉が付くと炎症が起きやすくなります。鼻うがいは、鼻の中を清潔に保ち、鼻づまりや不快感を軽減するケアとして有効です。

生理食塩水を使えば刺激が少なく、のどの調子の改善にもつながります。




💡まとめ


 小さな乾燥対策の積み重ねが、鼻やのどの快適さを大きく左右します。

 「加湿」「マスク」「鼻うがい」 を上手に取り入れて、乾燥の季節を元気に乗り切りましょう。


📍この記事のポイント

  • 鼻・のどトラブルの多くは「乾燥」が関係

  • 加湿器がなくても、日常の工夫で湿度をキープ

  • 鼻うがい・マスク保湿で粘膜を守る

  • 鼻をこすらない・触らないことも大切

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