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子どもも大人も要注意:身体を冷やすと起こる5つの変化

❄️ 身体を冷やすと良くない理由


 ― 医学的にみる「冷え」の影響 ―

「身体を冷やしてはいけない」とよく言われますが、これは昔ながらの迷信ではありません。医学的にも、体温の低下はさまざまな不調の原因になることが分かっています。


日常生活で、次のような“冷えやすい場面”はよくあります。

  • 睡眠中に布団を蹴ってしまう(特に子ども)

  • 寒いのに薄着でがんばってしまう

  • 汗をかいたまま冷えてしまう(汗冷え)

こうした状況を放置すると、身体には次のような影響が生じます。


① 血流が悪くなる

身体が冷えると血管が収縮し、血流が低下します。

  • 手足の冷え

  • 肩こり・腰の張り

  • だるさ

  • 頭痛

血の巡りが悪いと筋肉や臓器へ酸素・栄養が届きにくく、疲れが取れにくくなります。


② 免疫力が低下する

体温が1℃下がると白血球の働きが鈍くなり、ウイルス・細菌への抵抗力が低下します。

「風邪をひきやすい」「治りにくい」と感じる方は、冷えが関係している可能性があります。


③ 胃腸の働きが悪くなる

胃や腸は筋肉でできています。冷えると動きが弱まり、

  • 胃もたれ

  • お腹の張り

  • 下痢・便秘

などが起こりやすくなります。「冷たいものを飲むとお腹を壊す」のはこのためです。


④ 自律神経が乱れやすい

急な温度変化は身体のストレスになり、自律神経のバランスを崩します。

  • 倦怠感

  • めまい

  • 気分の落ち込み

  • 寝つきが悪い

気温差が大きい季節は特に注意が必要です。


⑤ 痛みが起こりやすくなる

冷えで関節や筋肉に炎症物質が溜まりやすくなり、

  • 腰痛

  • 関節痛

  • 神経痛

が悪化しやすくなります。リウマチなど持病がある方は特に影響を受けます。


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❄️ 日常生活でできる “冷やさない習慣”


  • 冷房の風を直接浴びない

  • 首・手首・足首(“3つの首”)を温める

  • 冷たい飲み物ばかりにしない

  • 湯船につかる

  • 軽い運動で血流を保つ

  • 寝るときは靴下ではなく、腹巻き・レッグウォーマーを活用


🌡️ まとめ


 身体の冷えは、血流・免疫・胃腸・自律神経・痛みなど全身に影響する「隠れた不調の原因」 です。

年齢に関係なく、「なんとなく調子が悪い」「疲れが抜けない」というときは、まず冷え対策を見直すだけで改善することもありますよ。

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