注目:花粉情報に変更あり
- shibata.ent
- 3月16日
- 読了時間: 2分
今年は花粉がキツイです・・・。とにかく飛散量が多い!
「毎年”多い”って、言ってない?」と言われることもあるのですが、今年はこの10年で一番。日々花粉情報をチェックしている方もいると思いますが、今年になってその情報に変化があった事に気付きましたか?
今回はその変化についてのお話。
●花粉飛散量の表現が変わった
日常的に目にする花粉情報において、これまで花粉の飛散量は「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」の4段階で伝えられてきました。
これは1㎠あたりに何個の花粉が観測されたかで飛散量をランク付けしたものなんです(ダーラム法と呼ばれる計測方法)。
この基準は、1989年に日本花粉学会がアレルギー協会と協力して定義したものだそうです。地方自治体・日本気象協会などの団体、ウエザーニュースなどの民間企業が花粉飛散量を計測しているので、視聴者の混乱を招かないように決められたとのこと。
ところが、この基準ができてから30年以上が経過し、花粉数が当時の2倍以上(!)になる地点も増えてきたとのことで、日本花粉学会が2023年12月に新たに「極めて多い」というランクを設けて全体で5ランクにする改訂を行ったのです(下図参照)。

で、実際の画面がこちら。

「●●●●●(紫の●×5)」って、見るからにヤバそう。
2024年からこの基準が運用されるようになったようですが、昨年は花粉が少なかったのでランク5レベルの飛散には至っていないはず。ということで、私も今年初めて目にしました。
こんな日に屋外で長時間過ごすのは・・・、やめた方が良いです。
スギ花粉がピークを迎えている現在、あまりに花粉が多いことで、薬の効果を上回る花粉ダメージを受けてしまうケースが多発しています。
大量の花粉を吸引すると、アレルギー反応だけでなく、汚れた空気を吸い込んだのと同じで急性炎症をも起こしてしまうのです(中には発熱・倦怠感など風邪に似た症状が出るケースも)。
黄砂やPM2.5などを同時に吸い込めばさらに症状は悪化します。
とにかく今年は要・要注意!、の春です。
「花粉マシマシ」の2025年、花粉対策レベルを例年よりも強化しましょう!
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