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● いびきとは?

 

◆ いびきのメカニズム ◆

 

 いびきは「ぐっすり眠っているサイン」のように見えることがありますが、実際にはその逆です。
狭くなった気道(空気の通り道)を、無理に空気が通過することで振動が起こり、音として聞こえている状態です。

そのため、いびきが続く睡眠では

  • 呼吸が弱くなる(あるいは止まりかける)

  • 脳や体が十分に休めない

  • 睡眠が浅くなり、実際には“慢性的な睡眠不足”になっている

といった問題が起こります。
いびきは 周囲への迷惑だけでなく、本人の体にとって重大な危険信号 なのです。

◆ いびきはどこから起こる? ◆

 

 いびきの多くは、睡眠中に 口蓋垂(のどちんこ)やその周囲の粘膜が振動する音 です。
その粘膜が振動しやすくなる原因=気道が狭くなる理由は、大きく次の2つに分けられます。

1)気道が“直接的”に狭くなるケース

睡眠中は、筋肉の緊張が低下するため、

  • 舌がのど側に落ちやすい

  • 咽頭の筋肉がゆるむ

  • 口蓋垂周囲の余剰粘膜が多い

  • 扁桃(口蓋扁桃)が大きい

といった状態があると、気道が物理的に細くなります。

2)気道が“間接的”に狭くなるケース

鼻づまりにより 鼻呼吸がしにくくなる → 口を開けて寝る → のどが狭くなる という流れです。
特に

  • アレルギー性鼻炎

  • 慢性鼻炎(肥厚性鼻炎など)

がある方は、口呼吸になりやすく、いびきが発生しやすくなります。

◆ 日本では約2,000万人がいびきをかいているといわれています

 

 働き盛りの男性を中心に増えており、
生活習慣病、日中の眠気、集中力低下、交通事故リスクの増加など、健康・社会的な問題にも直結します。

いびきをかいて眠る人

いびき・睡眠時無呼吸を起こす人の咽頭所見の例

 

気道が狭くなった部分を空気が通れば、抵抗が大きくなります。抵抗が大きくなれば、のどちんこや周囲の粘膜は振動しやすくなります。その振動する余分な粘膜がたくさんある訳ですから、いびきの音はより大きくなります。

➡ SASとは?

➡ SASの症状・合併症

➡ SASの検査・診断

➡ SASの治療・対処

​➡ SASの治療効果

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