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無意識に顔を触る人は要注意|1時間に23回触っている?感染リスクと対策を耳鼻科医が解説

更新日:2月5日

 無意識に顔を触るクセは、感染症リスクを大きく高めます。

実は人は1時間に23回も目・鼻・口といった“粘膜”に触れており、風邪・インフル・コロナ対策として見逃せない行動習慣です。


◆ なぜ人は無意識に顔を触ってしまうのか?

「無意識に顔を触るクセ」、実は感染リスクを高めていることをご存じですか?


 風邪・インフルエンザ・コロナなどの感染症対策といえば、「手洗い」「マスク」が有名ですが、もう一つ見逃せないのが“顔を触らない”という行動習慣です。

実は、人は1時間に平均23回も顔を触っているというデータがあります。しかもその約半分は、目・鼻・口といった粘膜部です。


今回は、・なぜ人は無意識に顔を触ってしまうのか・それがなぜ感染リスクになるのか・今日からできる具体的な対策を、耳鼻科医の立場からわかりやすく解説します。



 皆さんご存知の通り、コロナ禍以降盛んに言われるようになったのが感染予防。

① 3密(密閉・密集・密接)を避ける

② 手洗いを徹底する

③ むやみに顔を触らない


風邪やインフルエンザ、そしてコロナなどの感染症。『空間管理』『手洗い・マスク』が重要なのは言うまでもありませんが、実はもう一つ見逃せないのが冒頭で紹介した“顔を触るクセ”なんです。


◆ 人は1時間に23回も顔を触っている!【科学的データ】

 実は、面白い実験データがあるんです。

それは・・・、「人は無意識にどれほど顔を触っているか?」を調べた実験です。


2010年にオーストラリアの医学生26人を対象とした実験で、240分間の間にトータルで何と2.346回も顔に触れていた、という結果が出ました。

そのうち、眼や鼻・口などいわゆる粘膜部に触れた回数は実に1.024回(44%)、1時間あたりに換算すると何と23回!


◆ 無意識の“クセ”が感染リスクになる理由

 顔を触る癖がある方では、次のような症状をよく見かけます。

  • 鼻の入り口が赤くただれる(鼻前庭炎)

  • 片側だけ繰り返す鼻血

  • 花粉症が悪化しやすい

  • 口内炎・口角炎を何度も繰り返す

いずれも「触る → 傷つく → 違和感でまた触る」という悪循環が背景にあります。


「手を清潔にする回数」と「顔を触る回数」、どちらが多いかは比べてみれば一目瞭然ですよね。

いかに無意識の間に顔を触りまくっているか!、がお解り頂けたかと思います。


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 さぁ、皆さんどう考えますか?

「手指が清潔ならば、どんなに顔を触ってもOK」と仰る専門家もおられますし私自身もそう思いますが、果たしてそれだけ手指の清潔を完全に保てるでしょうか?

私たちが普段の生活の中で触れているモノ・場所と言えば、ドアノブ、階段の手摺、買い物の時のカート、公共の場で使うボールペン、直接接触を避けようと使ったキャッシュレス支払いのタッチパネル・・・、例を挙げればきりがありません。

そこに存在していたウイルスが手指に付着、その手で顔を触ることで感染リスクが高まってしまうという訳ですね。

もちろん、付着するウイルス量の問題もあるでしょうが、リスクになることに変わりありません。


◆ 今日からできる!顔を触らないための3つの工夫

 では、どうすれば良いのでしょう?

「とにかく顔を触らない」ことを徹底しなければ!、となりますよね?

この点を意識しているのと、まったく意識していないのでは、全然違います。

以下に医師の目線で「触らないための工夫」をお示ししますので、参考にして下さいね。


① 意識して“利き手”で顔を触らない

→ 逆の手を使うと無意識に気づきやすくなります。

② 保湿・鼻うがいなどで“顔を触る原因”を減らす

→ かゆみ・乾燥が減れば「触る理由」そのものが少なくなります。

③ 手を顔の高さより下に置く習慣をつける

→ 姿勢の意識で触る機会を減らせます。


◆ こんな人は要注意|顔を触る原因になっている習慣

☐  目や鼻がかゆい

☐  口呼吸で口・鼻が乾く

☐  花粉症・慢性鼻炎がある

☐  デスクワーク中に無意識に頬杖をつく

☐  スマホ操作後すぐ顔を触る


☑ が多いほど「触らずにいられない状態」ができています。


◆ まとめ

 今回は、日常に潜む意外な感染リスクについて解説しました。

これが全てを解決する訳ではありませんが、意識を向ける意味はあると思います。

みなさん、是非一度ご自身の行動、クセ?をチェックしてみて下さいね。


 この文章を書きながら無意識に鼻を擦っている自分に気付き、「うーん・・・」と思っているのは、私です笑。



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