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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


鼻づまりで眠れないときの対処法|今すぐできる改善法と受診の目安を解説
「鼻が詰まって眠れない…」 「夜中に何度も目が覚める」 「朝起きると口がカラカラで熟睡した感じがしない」 このような経験はありませんか? 鼻づまりは「少し息苦しいだけ」と思われがちですが、睡眠の質を大きく低下させる原因になります。 睡眠不足が続くと、日中の集中力や仕事・勉強のパフォーマンスが落ちるだけでなく、免疫力の低下や生活の質(QOL)の低下にもつながります。 今回は、耳鼻咽喉科医の立場から、鼻づまりで眠れないときに今すぐできる対処法と、受診したほうがよいサインについてわかりやすく解説します。 ◆ なぜ夜になると鼻づまりがひどくなるの? 夜になると鼻づまりが悪化しやすい理由には、 副交感神経が優位になり鼻粘膜がむくみやすくなる 横になることで鼻への血流が増える ネーザルサイクル(左右交代現象) などがあります。 詳しくはこちらの記事で解説しています。 ▶ 夜になると鼻づまりがひどくなるのはなぜ? ◆ 今すぐできる鼻づまり対処法 ① 入浴する(おすすめ度★★★★★) 最もおすすめなのが就寝1〜2時間前の入浴です。 38〜40℃程度のお湯に10


横になると鼻が詰まるのはなぜ?片側だけ鼻づまりになる原因と対処法を解説
「昼間はそれほど気にならないのに、布団に入ると急に鼻が詰まる」 「右を向くと右、左を向くと左が詰まる」 このような症状で悩んでいる方は少なくありません。 実は、横になると鼻が詰まりやすくなるのは、鼻の構造や血流の変化による自然な現象です。しかし、その背景にアレルギー性鼻炎や鼻中隔弯曲症などの病気が隠れていることもあります。 この記事では、耳鼻咽喉科医の視点から「横になると鼻が詰まる理由」と、自宅でできる対処法、受診の目安についてわかりやすく解説します。 1. 横になると鼻が詰まる3つの理由 ① 重力の影響で鼻粘膜がむくみやすくなる 立っているときは重力の影響で血液は全身に分散しています。 ところが横になると頭部への血流が増え、鼻の粘膜にある静脈にも血液がたまりやすくなります。 すると鼻粘膜がむくみ、空気の通り道が狭くなるため、鼻づまりを感じやすくなります。 これは誰にでも起こる生理的な変化ですが、鼻炎がある人では特に症状が強くなります。 ② 鼻には「ネーザルサイクル(左右交代現象)」がある 実は、左右の鼻は24時間ずっと同じように通っているわ


風邪に抗生物質は必要?黄色い鼻水やのどの痛みで抗菌薬を飲むべき?耳鼻咽喉科医が解説
風邪をひいた患者さんが受診されたとき、 「早く治したいので抗生物質を処方して欲しい」「黄色い鼻水が出ているから抗生物質が必要ですよね?」「扁桃炎を起こしやすいのですが、早目に抗菌薬が必要ですか?」 などと言われることがあります。 実は、風邪の多くはウイルスが原因であり、抗生物質(抗菌薬)が効かないケースがほとんどです。 一方で、副鼻腔炎や扁桃炎、中耳炎などでは抗菌薬が必要になることもあります。 今回は、耳鼻咽喉科でよく相談される「風邪と抗生物質」について解説します。 ◆ 風邪の原因の多くはウイルスです 一般的な風邪では、のどの痛み・鼻水・鼻づまり・咳・発熱などの症状がみられます。 実は、これらのほとんどはウイルス感染によって起こります。 抗生物質(抗菌薬)は細菌を退治する薬であり、 風邪 インフルエンザ 新型コロナウイルス感染症 などのウイルス感染には効果がありません。 そのため、風邪だからといって必ず抗生物質が必要になるわけではありません。 ▶ 院長が診察で必ずお伝えしている 「耳・鼻・のど・体調管理のQ&A(院長解説)」 ◆ 黄色い鼻水が


咳が止まらない、鼻水がのどに流れる…「後鼻漏」の原因と対策
~ 年齢に関係なく起こる、鼻水が原因の長引く咳 ~ 「風邪は治ったのに咳だけ続く」「痰が絡んで咳払いが止まらない」「夜になると咳が出やすい」 こうした症状で受診される方は、子どもから高齢の方まで非常に多く見られます。 その原因として外来でよく見られるのが、後鼻漏(こうびろう)です。 実は、咳の原因が気管支・肺ではなく“鼻”にあることは珍しくありません。 ◆ 後鼻漏とは? 後鼻漏とは、「鼻水が前ではなく喉の方へ流れていく状態」を指します。 鼻と喉はつながっているため、健康な時でも鼻水はもともと喉へ流れています。 しかし、そこまで大量ではないので不快感を感じることは無い訳ですね。 ところが、何らかのきっかけで ・鼻水の量が増える・粘り気が強くなる と、流れ込んで停滞した鼻汁が喉を刺激して咳が出やすくなります。 ◆ なぜ咳が続くのか? 喉や気道はとても敏感で、 ① 鼻水が流れ落ちる、 ② 横になるとさらに流れ込みやすい、 ③ のどに常に刺激が加わる、 ④ 口呼吸の乾燥刺激がさらに加わる ことで、咳反射が続いてしまうのです。 特に ✅ 夜に咳が悪化す


春花粉が終わったのに症状が続く?イネ科花粉症との違いと対策
〜「まだ花粉あるの?」と思ったあなたへ〜 「花粉症=春」と思っていませんか?実は花粉症は一年中あり、春と夏では原因も症状の出方も対策も全く違います。 春が終わったのに症状が続く方、あるいは「夏になると急に悪くなる」という方は、別の花粉に反応している可能性があります。 今回は、春花粉と夏花粉の違いをわかりやすく解説します。 ◆ そもそも原因・特徴が違う 春花粉(2〜4月) 主にスギ・ヒノキなどの樹木花粉 山に多く広く分布 夏花粉(5〜8月) イネ科(ハルガヤ・カモガヤ・オオアワガエリなど)の草花粉 河川敷・公園・空き地など私たちの生活圏に普通に生えている スギ・ヒノキの後に入れ替わるように始まるのが特徴です。 春花粉の特徴 粒子が軽く、高い場所から風に乗って数十〜数百km飛ぶ 都市部でも大量に飛散 「山から遠くても症状が出る」つまりどこにいても逃げにくい 夏花粉の特徴 粒子が比較的重く、遠くまで飛びにくい 「発生源の近くで濃度が高くなる」つまり近づかなければ回避できることが多い ここが患者さんが一番誤解しているポイントです。 夏花粉は飛散距離が短い


黄砂・PM2.5で体調不良?アレルギー・咳・頭痛が悪化する理由と対策
◆ はじめに 春先だけでなく、秋や冬でも飛来する PM2.5 や 黄砂。「最近、頭痛やめまいが増えた」「鼻・のどがムズムズ・イガイガする」「咳がなかなか収まらない」そんな症状が、実は“空気中の微粒子”と関係していることをご存じですか? 今回は、PM2.5・黄砂が体に与える影響を、耳鼻科医の視点で分かりやすく解説します。 PM2.5/黄砂が飛ぶ時期を知りたい方は、 ▶ PM2.5と黄砂、いつ飛ぶ? 春だけじゃない飛来シーズンと対策 ▶ PM2.5と1年の不調カレンダー ◆ PM2.5・黄砂とは? ■ PM2.5 大気中に浮遊する 2.5μm以下の超微小粒子。中国大陸からの越境汚染、車の排気ガス、工場の排ガスなどが主な発生源。一年を通して観察されます。 ■ 黄砂 中国の砂漠地帯から偏西風に乗って飛んでくる 砂の粒子。近年は粒子表面に大気汚染物質が付着しており、アレルギー反応を起こしやすい。3-5月に多く飛来するが、時に他の季節にも。 花粉症じゃないのに毎年春に体調不良を自覚する人は、PM2.5+黄砂のダブルパンチでダメージを受けている場合があ
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