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【耳鼻科医が解説】子どもの鼻水が止まらない原因と受診の目安|中耳炎を防ぐ家庭対策

更新日:2 日前


 小さいお子さんの鼻水に悩むご家庭はとても多いです。

・いつも鼻をグズグズいわせている

・夜、鼻づまりで眠れない

・うまく鼻をかめない


自分で鼻をかめない子供たち、

我々に置き換えると、”鼻の調子が悪いのに、「鼻をかんではいけない!」”と言われているのと同じ状態なんですね。

想像するだけでツライですよね・・・。



◆ 子どもの鼻水が止まらない主な原因

・風邪をひく(ウイルス感染)

・副鼻腔炎(ちくのう)を合併

・アレルギー性鼻炎

・気温/気候/環境因子の影響 など様々で、これらの要素が重なるほど余計に長引きます。


そもそも子どもは、

・鼻の通り道が細い

・風邪をひきやすい(抵抗力・免疫力が弱い)

・まだ自分で鼻をかめない

ため、大人より鼻水が長引きやすいのです。


◆ 子どもの鼻水を放置すると起きること

 鼻水が続くと、

✔ 鼻水がのどに流れて咳が出る

✔ 食事がしにくくなる(鼻がつまっていると食べにくい)

✔ 口呼吸が増える(結果、ヨダレが増えることも)

✔ 睡眠の質が下がる

✔ 中耳炎を起こしやすくなる


特に注意したいのが 中耳炎 です。

子どもは耳と鼻をつなぐ管(耳管)が短く、鼻水の影響を受けやすいのです。


◆ 家庭でできる鼻水対策

 結論はシンプルです。

👉 溜まった鼻水を取り除くこと

薬だけでは、すでに溜まっている鼻水は消えません。

だって、どんなに多くの薬を飲んでも溜まっている鼻水を消すことはできませんから。


家庭でできること

① お風呂上がりや寝る前に鼻水吸引(※ 鼻水吸引を嫌がる子も多いですが、短時間でも続けることで、睡眠の質改善や中耳炎予防につながります。)

② 取りきれない場合は耳鼻科で処置

③ 症状が強い時は薬を併用


◆ すぐ受診しなくてもよいケース

透明な鼻水だけで、

・元気がある・食事・睡眠が取れている

場合は、数日様子を見ても大丈夫なことも多いです。

ただし症状が長引く場合は受診をおすすめします。


◆ 【重要】受診の目安は?

 受診を考える目安

☐  鼻水が1週間以上続く

☐  黄色・緑色の鼻水が出る

☐  夜眠れない

☐  咳が続く(特に痰がからんだ咳は注意)

☐  耳を触る・痛がる

☐  発熱を繰り返す


この場合、中耳炎や副鼻腔炎の可能性があります。


◆ 中耳炎は気づきにくい

小さい子どもは、

・耳が痛いと言えない

・機嫌が悪いだけに見える

ことがよくあります。

「鼻水が長引く=耳もチェック」が安全です。


◆ よくある質問(Q&A)

Q1.透明な鼻水でも受診した方がいいですか?

 透明でサラサラした鼻水だけの場合、多くは風邪の初期やアレルギーによるものです。

元気があり、食事や睡眠に問題がなければ、数日様子を見ることも可能です。

ただし、1週間以上続く・鼻づまりでよく眠れない・咳や発熱が出てきた、といった場合は、受診をおすすめします。


Q2.鼻水吸引は毎日やっても大丈夫ですか?

 はい、問題ありません。

むしろ、寝る前・お風呂あがり・鼻づまりが強い時、などに吸ってあげることで、睡眠の質が改善し、中耳炎予防にもつながります。

強く吸いすぎず、短時間で終えることがポイントです。


Q3.鼻水だけでも中耳炎になりますか?

 はい、なることがあります(むしろ多いです)。

子どもは耳と鼻をつなぐ管(耳管)が短いため、鼻水が続くと炎症が耳に広がりやすいのです。

特に、機嫌が悪い・耳をよく触る・夜泣きが増えた場合は、中耳炎が隠れていることもあります。


◆ 「様子を見るか、受診するか」で迷ったら

 診察をしていると、保護者の方からよくこう言われます。

「この程度で受診していいのか迷っていました」

ですが実際には、

✔ 夜ぐっすり眠れない

✔ 鼻水で食事がしにくそう

✔ 何度も中耳炎を繰り返している

こうした状態が続くと、子どもも家族もつらくなってしまいます。

鼻水は「命に関わる病気」ではありませんが、子どもの生活の質を大きく下げる原因になります。

迷う場合は、早めに状態を確認しておく方が結果的に楽になることも多いです。

「受診するほどでもなかったね」と確認できれば、それも安心材料になります。


◆ まとめ

子どもが自分で鼻をかめるようになるまでは、周囲のサポートが必要です。

✔ 家庭での鼻水ケア

✔ 症状が続く場合の早めの受診

これで長引く不調や中耳炎を防げます。


合わせて読みたい


■ 症状が続く/気になる場合はご相談ください

✔ 鼻水が長引く

✔ 夜眠れない

✔ 中耳炎が心配

こうした症状は、早めに対応することで悪化を防げます。


👉 診療案内は こちら

👉 初診WEB予約は こちら


症状の背景には、鼻・のどだけでなく生活習慣や体調全体の影響が関係することもあります。

▶ 耳・鼻・のど・体調管理のQ&A(院長解説)は こちら


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