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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


PM2.5と黄砂はいつ飛ぶ? 春だけじゃない飛来時期と対策
合わせて読みたい ▶ PM2.5・黄砂で起こる不調|頭痛・めまい・鼻水などとの関連性 ▶ なぜ季節で体調が変わる?PM2.5と1年の不調カレンダー ■「PM2.5」と「黄砂」が飛ぶ時期、知っていますか? 春になると、 ✔ 花粉症が急に悪化した ✔ のどがイガイガする ✔ 目や鼻の調子がずっと悪い という相談が一気に増えます。 原因は花粉だけではありません。実はこの時期、PM2.5や黄砂も同時に飛来しています。 今回は、「いつ」「何が」「どれくらい飛んでいるのか」を簡単に整理してみましょう。 ■ PM2.5とは? PMとは “particulate matter(微小粒子状物質)” の略で、直径2.5μm以下の非常に細かい粒子を指します。 主な発生源は、 ・工場や発電所 ・車の排ガス ・海外からの越境大気汚染 などです。 日本では、偏西風の影響で3〜5月に濃度が上がりやすいのですが、実は1年を通して常に存在しています。つまり「春だけの問題」ではありません。 ■ 黄砂とは? 黄砂は、中国大陸の砂漠地帯(ゴビ砂漠など)の砂ぼこりが舞い上がり、日本


注射じゃないインフルエンザワクチンについて耳鼻科医目線で解説します
2025年9月11日、京都府から「インフルエンザが流行期に入った」と発表されました。 「まだ9月なのに・・・??」と驚いた方も多かったのではないでしょうか。 ちなみに、2024年のインフルエンザ流行入りは11月10日でしたから、2025年は2カ月近くも早い流行入りとなった訳です。 新型コロナウイルス感染症も今や全く珍しくない感染症になりましたし、なかなか大変です。 インフルエンザに話を戻すと、当クリニックでは毎年10月初旬からワクチン接種の予約を開始して月末から接種を開始してきました。インフルエンザの予防で一番効果が高いのは、やはりワクチンなのです。 ◆ 鼻から噴霧するインフルエンザワクチンが登場 そこで本題。 2025年から、従来の「注射型」ワクチンに加えて、当院でも「注射じゃない」ワクチンを一部で導入することにしました。 針を刺さなくてもよい、点鼻薬みたいに鼻から投与する、という方法です。 「生ワクチン」と言われる種類で、鼻粘膜を介して「疑似感染状態」を作ることで免疫獲得を誘導するという仕組みです。 従来からある注射のワクチンは「不活化


耳鼻科発:花粉症で眼が痒いあなたへ
眼の痒み に対する新しい薬剤が登場 当院は耳鼻咽喉科ですが、花粉症の患者さんの診察の際に「眼の痒み」についての相談を受けることも少なくありません。 もちろん、眼科ご専門の先生の診察を受けるのが理想的なのは大前提。ただ、なかなか複数科の受診が困難なケースなどで相談を受ける場面がある、という訳です。 「眼が痒い」=「点眼薬処方」が従来の対応でしたが、新たに「塗る目薬」とも言えるクリーム剤が登場したのをご存知ですか? 今回、眼科領域発であるこの薬剤について、眼科のみならず皮膚科・耳鼻咽喉科を含めた講演会が開催されたので、向学のため参加してきました。 本ブログでは、その講演会で勉強してきた内容をお伝えしようと思います(*印には私の感想・意見を書いてみました)。 アレルギー性結膜炎のリアル ●国民の40%がアレルギー性結膜炎に罹患している、という事実 *アレルギー性鼻炎が国民全体の50%、花粉症は国民の40%が罹患していることを考えれば、ほぼ同じ。 ●処方された薬をキチンと使う割合(アンケート調査) ・内服 57.4%、点眼薬 28.7%、点鼻薬 16.


真夏を元気に乗り切る方法
2024年の夏も例年よりも暑くなり、さらにその酷暑が続くようです。 今回は、真夏の暑さに負けず元気に夏を乗り切る方法をお伝えします。 1)規則正しい生活リズム 基本はこれです。 バランスが取れた食事、疲れを取るために必要な睡眠時間 の確保が極めて重要です。 ●食事に関しては「管理栄養士に相談を」なんて大袈裟なことを考える必要はありませんが、肉・魚・野菜のバランス、主食・副食のバランスを少しでも意識できるとよいですね。 暑いからと言って冷たい飲み物・食べ物ばかりだと、身体の内側から冷える状況を作ってしまうので要注意。 ●睡眠に関しては「疲れを取るために必要な」という部分が重要。 休みの日は昼まで寝れちゃう、という人は普段の睡眠で疲労回復が十分にできていない可能性大です。 〇時間以上!、と決める必要はありませんが、前述のとおり疲れを解消するのに必要な睡眠時間を意識しましょう。 2)暑さ(熱中症含む)対策 ●エアコンを使う(ただし、冷え過ぎには注意) 温度設定に絶対的な正解はありませんが、表面皮膚が冷えるほど室内温度を下げないようにしましょう。


気温・気圧変化で頭痛・めまいが起こる理由|それ“気象病”かもしれません
「雨の日になると頭痛がする」 「台風の前にめまいが出る」 「天気が悪いと耳が詰まる感じがする」——そんな経験はありませんか? 最近よく耳にする「気象病」や「天気痛」は、まさにこうした症状を指します。今回はその仕組みと対策について解説します。 🌀 気象病・天気痛とは? 気圧の変化によって体調が崩れる状態です。 天候や気候の変化に伴って体調が崩れる状態を「気象病」と呼び、その中でも頭痛などの痛みを伴う症状を「天気痛」といいます。 主な原因は気圧の変化と考えられています。 👂 内耳と自律神経の関係 内耳が気圧変化を感知し、自律神経が乱れます。 耳の奥にある「内耳」には、気圧の変化を感じ取るセンサーがあります。急な気圧変化がこのセンサーを刺激すると、その情報が脳へ伝わり、自律神経のバランスが乱れることで様々な症状が起こります。 耳鼻咽喉科で多い症状は以下の通りです。 めまい 耳閉感(耳に膜が張ったような感じ) 頭痛 耳鳴りの悪化 雨や台風の前後、梅雨時に悪化しやすく、疲労・睡眠不足・ストレスが重なると症状は強くなります。 🧠 関連する疾患...


2023.05.08以降のコロナ対応まとめ
コロナ禍になってから「診療・検査医療機関」としてコロナ感染症疑い例の診察にあたってきましたが、2023.05.08はひとつの転換点になりそうです。 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に変更されることが決定しました。...
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