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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


風邪に抗生物質は必要?黄色い鼻水やのどの痛みで抗菌薬を飲むべき?耳鼻咽喉科医が解説
風邪をひいた患者さんが受診されたとき、 「早く治したいので抗生物質を処方して欲しい」「黄色い鼻水が出ているから抗生物質が必要ですよね?」「扁桃炎を起こしやすいのですが、早目に抗菌薬が必要ですか?」 などと言われることがあります。 実は、風邪の多くはウイルスが原因であり、抗生物質(抗菌薬)が効かないケースがほとんどです。 一方で、副鼻腔炎や扁桃炎、中耳炎などでは抗菌薬が必要になることもあります。 今回は、耳鼻咽喉科でよく相談される「風邪と抗生物質」について解説します。 ◆ 風邪の原因の多くはウイルスです 一般的な風邪では、のどの痛み・鼻水・鼻づまり・咳・発熱などの症状がみられます。 実は、これらのほとんどはウイルス感染によって起こります。 抗生物質(抗菌薬)は細菌を退治する薬であり、 風邪 インフルエンザ 新型コロナウイルス感染症 などのウイルス感染には効果がありません。 そのため、風邪だからといって必ず抗生物質が必要になるわけではありません。 ▶ 院長が診察で必ずお伝えしている 「耳・鼻・のど・体調管理のQ&A(院長解説)」 ◆ 黄色い鼻水が


美容と睡眠 ― 「よく眠る」ことが肌と身体にもたらす恩恵
現代ではスキンケアや食事、生活習慣など美容に気を使う人が多いですが、その一方で 「睡眠」 を軽視していませんか?実は、睡眠不足や不規則な睡眠は、肌荒れ・老化・肌バリアの弱体化など美容面に大きな悪影響を与えることが、医学研究からも明らかになってきているんです。 ここでは、最新の研究成果の紹介を交えながら、「睡眠の質と肌の健康・美容」の関係について解説します。 ◆ なぜ睡眠が肌に大切なのか? 肌のバリア機能の維持 睡眠不足や睡眠の乱れは、皮膚のバリア機能を弱める可能性があります。実験では、睡眠を削ることで皮膚の水分保持や回復能力が低下することが報告されています。 皮膚の生まれ変わり・コラーゲン合成への影響 睡眠中は肌の修復やターンオーバー、コラーゲンの生成が促されます。これらのリズムが崩れると、肌の弾力低下やたるみ、スキンコンディションの悪化につながります。 肌の炎症・老化プロセスの悪化 睡眠不足やサーカディアンリズム(体内時計)の乱れは、肌の炎症反応や酸化ストレスを引き起こしやすく、シミ・しわ・くすみ・肌荒れなどにつながる可能性があります。.


季節ごとに体調不良の症状?PM2.5と1年の不調カレンダー
◆ はじめに 「花粉の時期じゃないのに、なんとなく調子が悪い」「季節ごとに違う不調が出る」 そんな方は、“空気の影響”を受けている可能性があります。 PM2.5は一年中存在し、そこに季節ごとの要因(花粉・乾燥・寒暖差など)が重なることで、体調に影響を与えます。 今回は、1年を通してどの時期に何が起こりやすいのかを整理しながら、対策まで分かりやすく解説します。 ■ 関連記事 ▶ PM2.5・黄砂で起こる体調不良(頭痛・めまいなど) ▶ PM2.5と黄砂はいつ飛ぶ?飛来時期と対策 ◆ 1年カレンダー|季節ごとの空気と体調の関係 ■ 春(3〜5月) 黄砂+花粉+PM2.5+気温差 ・1年で最も負担が大きい時期 ・鼻水、のどの違和感、頭痛、だるさが出やすい ・「花粉症じゃないのに不調」の人が増える <複数の刺激が重なる“ピークシーズン”> ■ 夏(6〜8月) PM2.5(弱) ・空気による影響は比較的少なく、体調が安定する人が多い <「夏は調子がいい」は重要なヒント> ・ただし、天候・気圧変化に反応する人は梅雨時に注意 ▶ 気象病/天気痛についての解説


いびきシリーズ③ 睡眠時無呼吸のサインと耳鼻科受診の目安
「いびき」自体はよくあることですが… 家族に 「いびきがうるさい」 「寝ているときに呼吸が止まっている」 と言われたことはありませんか? いびきは多くの人にみられる症状ですが、場合によっては 睡眠時無呼吸症候群 という病気が隠れていることがあります。 特に、大きないびき・呼吸が止まる・日中の強い眠気などがある場合は注意が必要です。 ◆ 睡眠時無呼吸とは? 睡眠時無呼吸とは、寝ている間に呼吸が何度も止まる病気です。 正式には睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)と呼ばれます。 睡眠中に空気の通り道(気道)が狭くなることで、 呼吸が止まる 酸素が不足する 眠りが浅くなる(脳が覚醒する) といった状態が繰り返されます。 ◆ 睡眠時無呼吸の主な症状 次のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸の可能性があります。 夜の症状 大きないびき いびきが途中で止まる 寝ている間に呼吸が止まる 夜中に何度も目が覚める 日中の症状 日中の強い眠気 朝起きたときの頭痛/熟睡感欠如 だるさ・集中力低下 「しっかり寝ているはずなのに疲れが取


エアコン効き過ぎ注意!身体を冷やすと起こる5つの変化
◆ 身体を冷やすと良くない理由 ― 医学的にみる「冷え」の影響 ― 「身体を冷やしてはいけない」とよく言われますが、これは昔ながらの迷信ではありません。医学的にも、体温の低下はさまざまな不調の原因になることが分かっています。 日常生活で、次のような“冷えやすい場面”はよくあります。 睡眠中に布団を蹴ってしまう(特に子ども) 寒いのに薄着でがんばってしまう 汗をかいたまま冷えてしまう(汗冷え) こうした状況を放置すると、身体には次のような影響が生じます。 ① 血流が悪くなる 身体が冷えると血管が収縮し、血流が低下します。 手足の冷え 肩こり・腰の張り だるさ 頭痛 血の巡りが悪いと筋肉や臓器へ酸素・栄養が届きにくく、疲れが取れにくくなります。 ② 免疫力が低下する 体温が1℃下がると白血球の働きが鈍くなり、ウイルス・細菌への抵抗力が低下します。 「風邪をひきやすい」「治りにくい」と感じる方は、冷えが関係している可能性があります。 ③ 胃腸の働きが悪くなる 胃や腸の運動には筋肉の動きが重要です。冷えると動きが弱まり、 胃もたれ お腹の張り 下痢・便


気温・気圧変化で体調不良が起こる理由|それ“気象病”かもしれません
「雨の日になると頭痛がする」 「台風の前にめまいが出る」 「天気が悪いと耳が詰まる感じがする」——そんな経験はありませんか? 最近よく耳にする「気象病」や「天気痛」は、まさにこうした症状を指します。今回はその仕組みと対策について解説します。 🌀 気象病・天気痛とは? 気圧の変化によって体調が崩れる状態です。 天候や気候の変化に伴って体調が崩れる状態を「気象病」と呼び、その中でも頭痛などの痛みを伴う症状を「天気痛」といいます。 主な原因は気圧の変化と考えられています。 👂 内耳と自律神経の関係 内耳が気圧変化を感知し、自律神経が乱れます。 耳の奥にある「内耳」には、気圧の変化を感じ取るセンサーがあります。急な気圧変化がこのセンサーを刺激すると、その情報が脳へ伝わり、自律神経のバランスが乱れることで様々な症状が起こります。 耳鼻咽喉科で多い症状は以下の通りです。 めまい 耳閉感(耳に膜が張ったような感じ) 頭痛 耳鳴りの悪化 雨や台風の前後、梅雨時に悪化しやすく、疲労・睡眠不足・ストレスが重なると症状は強くなります。 🧠 関連する疾患...
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