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【雨なのに花粉症が悪化?】雨の日・雨上がりに症状が強くなる理由

更新日:3月17日

 憂鬱な花粉シーズン。雨が降ると「今日は花粉が飛ばないから少し楽かな」と思いがちですよね。

ところが実際には、雨の日なのに症状が悪化する人が少なくありません。

今回は、「なぜ雨の日でも花粉症がつらくなることがあるのか」、そのメカニズムを耳鼻科専門医の立場から解説します。



◆ 雨の日に症状がつらい時の“即効対処3つ”

☑ すでに症状が出ているなら、抗ヒスタミン薬を含む薬剤使用は中断しない

 「雨だから、今日は薬なくてもいいよね」では、ないんです。

☑ 点鼻薬は「詰まってから」ではなく「予防的に」

 どうしても調子が悪い日は臨時で点鼻薬使用回数を増やすのもあり(主治医に相談)

☑ 雨が止んだあと、地面が乾き風が出てくる時間帯は外出を少しずらす

 ※再飛散と気圧変動が重なる時間帯を避ける意図です。

雨が降っている最中は花粉は比較的少なくなりますが、止んだあとに乾燥と風が重なると、落ちた花粉が再び舞い上がることがあります。


まずは今日の負担を減らすことが大切です。

では、なぜ雨の日に症状が悪化することがあるのでしょうか?



◆ 雨降りなのに花粉症の症状が出てしまうのは何故?

 「雨なのに、目・鼻・のどの調子が悪い…」そんな経験はありませんか。

花粉といえば、天気が良く、気温が高く、風の強い日に増えるイメージがありますよね。それなのに、なぜ雨の日に症状が出てしまうのでしょうか。


実は、雨が降り出す前にその理由が潜んでいるケースが指摘されています。

この問題を深掘りする時には、2つのポイントがあるんです。


 

ポイント① 雨降り前、湿気の影響

 雨降り前には湿気が増してきますよね?その湿度上昇をきっかけにして、上空に浮遊している花粉・黄砂・PM2.5などが地上付近まで降下してくるんです。

いわば、空気中の汚れが“まとめて落ちてくる”ような状態になります。


その結果として濃度の濃い花粉・黄砂などのいわゆる汚染物質を吸引してしまうことで、「雨が降り出した頃に症状が悪化する」なんて現象が見られる、というメカニズム。


▶ 花粉・黄砂・PM2.5による体調不良を解説しています



ポイント② 自律神経系の乱れ

 雨の原因としての低気圧が日本列島に近づく時に、急な気温・気圧変化が自律神経系の乱れを誘発します。

この自律神経系の乱れが粘膜の過敏性を亢進させたり、鼻汁の分泌を増やす、鼻粘膜の腫れを強めるなどの変化を起こしてしまうのです。中には頭痛・めまいなどを引き起こす方もあり、総称して「気象病・天気痛」という言い方をすることもあります。


▶ 雨の日に悪化する人は 「気象病・天気痛」も関係しているかもしれません


◆ では、雨降りの後はどうなる?

 「雨が降ったから、しばらく安心」と思いがちですが、実は“雨上がり”こそ要注意の時間帯です。 雨が降り続くと新たに飛散する花粉はうんと少なくなることで一時的に負担が軽減するのですが・・・。


雨をきっかけに地面に落下した花粉、街中の歩道・道路ではアスファルトから下水管に流されてキレイになるのですが、そうでない場所では土などに付着した状態で居座り続けます。

で、天候回復・地面乾燥の経過を経て再び舞い上がるタイミングが要注意!となる訳です。


さらに、雨の間は「本来飛ぶはずの花粉」が待機状態になるのですが、雨上がりにその分もまとめて飛散することで余計に花粉量が増えるケースも少なくありません。


「①雨上がり」「②気温上昇」「③風が吹く」、この3つの条件が重なると花粉飛散がより多くなると言われていますね。



◆ まとめ

 花粉症と雨の関係について解説しましたが、結局「シーズン中は油断しちゃダメ!」というのが結論になります。

さらに、屋内に侵入した花粉やハウスダストなどは雨に関係なく負担になりますし、寝不足・疲労蓄積なども重なれば症状はさらにキツくなってしまいます。


マスクなどの原因を避ける対策、症状軽減のための内服・点鼻などの活用、基本となる体調そのものの管理、これらに注意して花粉シーズンを乗り切りたいですね。


特に、雨上がりで気温が上がり風の強い日は、

・外出時のマスク着用

・帰宅後の洗顔・鼻かみ・鼻うがい

・忘れずに薬を継続

を意識するだけでも症状はかなり軽減できます。


  花粉対策をさらに詳しく知りたい方は


▶ その他の花粉症対策・戦略をまとめています



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