PM2.5・黄砂で起こる不調|頭痛・めまい・鼻水などとの関連性
- shibata.ent

- 4 日前
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◆ はじめに
春先だけでなく、秋や冬でも飛来する PM2.5 や 黄砂。「最近、頭痛やめまいが増えた」「鼻・のどがムズムズ・イガイガする」「耳が詰まる感じが取れない」そんな症状が、実は“空気中の微粒子”と関係していることをご存じですか?
今回は、PM2.5・黄砂が体に与える影響を、耳鼻科医の視点で分かりやすく解説します。
◆ PM2.5・黄砂とは?
■ PM2.5
大気中に浮遊する 2.5μm以下の超微小粒子。中国大陸からの越境汚染、車の排気ガス、工場の排ガスなどが主な発生源。一年を通して観察されます。
■ 黄砂
中国の砂漠地帯から偏西風に乗って飛んでくる 砂の粒子。近年は粒子表面に大気汚染物質が付着しており、アレルギー反応を起こしやすい。3-5月に多く飛来するが、時に他の季節にも。
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◆ PM2.5・黄砂で起こる主な不調
1)頭痛
・鼻粘膜や副鼻腔に炎症が起こることで、顔面痛・頭重感が出やすい
・炎症反応で鼻づまり → 換気不良/酸素の取り込み効率悪化で頭痛が悪化
・自律神経が刺激され片頭痛を誘発
2)めまい
・アレルギーや炎症が起こると平衡機能が乱れ、ふらつきが出ることも
・鼻炎 → 口呼吸 → 睡眠の質低下 → 自律神経の乱れでめまいが悪化
3)鼻水・ムズムズ感
・微粒子が鼻粘膜を刺激して炎症を誘発
・アレルギー症状の悪化
・透明な鼻水が止まらない or 鼻がスッキリしない
4)耳の詰まり・のどのイガイガ
・鼻炎で耳管がむくむことで耳閉感発現
・口呼吸から微粒子吸引でイガイガや咽頭痛を起こす
◆ 症状が出やすい人の特徴
✔ アレルギー体質(気管支喘息の人も注意)
✔ 花粉症持ち
✔ 副鼻腔炎を繰り返している
✔ もともと耳管の弱いタイプ
✔ 小児・高齢者
◆ PM2.5・黄砂の日に気をつけたい対策
① マスクを活用(不織布 or KF94が有効)
粒子が小さいため布マスクは効果が弱め。
② 外出後の鼻うがい・洗顔
鼻うがいは微粒子除去に特に効果的。※「しみる」「痛い」人は塩分濃度・温度に注意。
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③ 空気清浄機を“弱ではなく中〜強”にする
PM2.5対応フィルター推奨。
④ 洗濯物は外に干さない日を作る
付着した粒子でアレルギー反応が続くことも。
⑤ 早めの治療・予防薬
点鼻薬・抗アレルギー薬・抗炎症薬などが効果的。すでに炎症が強い場合は早期受診がおすすめ。
◆ 受診の目安
以下がある場合は耳鼻科受診を推奨します。
・頭痛が続く
・耳の詰まりが数日とれない
・副鼻腔炎のような顔面の痛み
・めまいが繰り返す
・鼻づまりで眠れない
PM2.5や黄砂が原因でも、放置すると 副鼻腔炎・中耳炎 を誘発することがあります。
◆ まとめ
PM2.5や黄砂は、鼻・耳・のどだけでなく、頭痛やめまいまで引き起こすことがあります。とくにアレルギー体質の方は影響を受けやすいため、飛散が多い日はいつもよりしっかり対策を。
症状が長引く時は、早めに耳鼻科で相談してくださいね。
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