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耳がかゆい・ジュクジュクする…それ外耳炎かも?原因と予防(イヤホン・耳そうじ)

更新日:2月26日


 耳の中がかゆい、ジュクジュクする、耳だれが出る…。その症状は 「外耳炎」 の可能性があります。

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」の皮膚に炎症が起こる病気です。


最近は

  • イヤホンの長時間使用

  • 耳そうじのしすぎ

  • 汗や湿気

などがきっかけとなり、外耳炎を繰り返す方が増えています。

この記事では、耳鼻科の診療でよく見られる 外耳炎の原因・症状・予防法について解説します。


◆ 外耳炎とは

 外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの皮膚(外耳道)に炎症を起こす病気です(細菌感染を合併することもあります)。

耳の中の皮膚は非常に薄く、わずかな傷からでも炎症を悪化させ、細菌が入りやすいという特徴があります。

そのため

  • 耳を触るクセ

  • 耳そうじのしすぎ

  • イヤホンや耳栓の刺激

といった 日常の習慣がきっかけになって発症することが少なくありません。


◆ 外耳炎の主な症状

 外耳炎では次のような症状がよく見られます。

  • 耳の中がかゆい/塞がった感じ

  • 耳を触ると痛い

  • 耳だれ(ジュクジュクした分泌物)が出る

  • 耳の中がヒリヒリする

  • イヤホンを使うと症状が悪化する

軽いかゆみから始まり、悪化すると 強い痛みや耳だれが出ることもあります。


◆ 外耳炎を起こしやすい3つの習慣

 耳鼻科外来でよく見られる原因は、主に次の3つです。

① 無意識のうちに耳を触りすぎる

 耳がかゆいと、つい指・綿棒・耳かきで触ってしまう方が多いですが、これは外耳道の皮膚を傷つける原因になります。

小さな傷から細菌が入り込み、外耳炎が起こることがあります。


② 入浴や汗による湿気

 耳の中は湿気がこもりやすく、細菌が増えやすい環境です。

特に夏場・スポーツ後・入浴後などは、外耳炎が起こりやすくなります。


③ イヤホンや耳栓の習慣

 最近増えているのが イヤホン使用に関連した外耳炎です。

長時間使用すると耳の皮膚が擦れる・湿気がこもる・雑菌が増えるといった状態になりやすく、炎症の原因になることがあります。



◆ 「手 → イヤホン → 耳」という感染ルート

 私たちは無意識のうちに、1日に何十回も顔や耳を触っています。

その手でイヤホンを触り、さらにそのイヤホンを耳に入れることで手についた細菌・イヤホンについた皮脂や汚れが、そのまま耳の中に運ばれてしまうことがあります。

耳の中の皮膚は非常に薄いため、これが外耳炎の原因になることがあります。


※「顔を触る習慣」については

→ ブログ:人は1時間に23回顔を触る!“クセ”から見直す感染予防 もあわせてご覧ください。


◆ イヤホンは雑菌が増えやすい環境

 イヤホンには耳垢・皮脂・汗・湿気が付着しやすく、さらにケースの中は蒸れやすい環境になります。

清掃せずに使い続けていると、細菌やカビが増えやすくなります。

特に夏は汗をかきやすい・湿度が高いという条件が重なるため、イヤホンによる外耳炎が増える傾向があります。


※イヤホンの注意点については

[イヤホンまとめ(内部リンク)]も参考にしてください。


◆ 今日からできる外耳炎予防の3つの習慣

① イヤホンは定期的に清掃する

 週1回を目安にアルコールシート・除菌シートなどで、耳に入る部分を軽く拭きましょう。


② 耳がかゆい時はイヤホンを控える

 かゆみがある時は、すでに皮膚が荒れている可能性があります。

その状態でイヤホンを使い続けると、炎症が悪化することがあります。


③ 耳や顔を触るクセを減らす

 無意識に耳を触る習慣を減らすだけでも、細菌が耳に入るリスクは大きく減ります。


◆ 外耳炎は「ちょっとした習慣」で悪化します

 外耳炎はイヤホン・耳そうじのしすぎ・汗や湿気・手の汚れといった 日常の習慣の積み重ねで起こることが多い病気です。

軽いかゆみのうちに治療すれば比較的早く改善しますが、放置すると痛みが強くなる・治りにくくなる

ことがあります。


さらに長引くと、耳の中にカビが生える 外耳道真菌症(耳の中に真菌:カビが増殖する)になることもあります。


◆ まとめ

 耳のかゆみや耳だれは、外耳炎のサインのことがあります。

特に

  • イヤホンの長時間使用

  • 耳そうじのしすぎ

  • 湿気や汗

などがきっかけになることも少なくありません。


次のような症状がある場合は、耳鼻科での診察をおすすめします。

  • 耳のかゆみが続く

  • 耳だれが出る

  • 何度も外耳炎を繰り返す

  • イヤホンを使うと症状が悪化する


当院では、外耳炎の治療だけでなく 再発予防のアドバイスも行っています。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。



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