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Image by Samuel Morgan

声を枯らしてしまった/枯らしたくない人へ

―「声が枯れた=のどがひどく腫れている?」と思っていませんか?―

■ 声枯れは「炎症の強さ」ではなく「広がり」の問題

 声枯れは、「炎症がどれだけ強いか」ではなく、「どこまで広がっているか」で起こります。

のど(咽頭)だけの炎症では、痛みはあっても声は比較的保たれます。

 

一方で、「炎症が声帯の粘膜まで波及する」と、たとえ軽度でも声は確実に枯れます。

 

🩺 院長のひとこと
「声枯れ=重症、とは限りません。
でも“声帯まで炎症が届いている”サインである、と理解しましょう。」

■ 声帯はどうやって声を出している?

 左右の声帯は、V字型の構造をしています。

  • 息を吸うとき → 声帯は開く

  • 声を出すとき → 声帯はぴったり閉じる

その状態で「声帯同士が振動する」ことで、声が生まれます。

つまり声とは、「声帯をぶつけながら/摩擦しながら出している音」でもあります。

■ 炎症のある声帯で声を出すと、どうなる?

 これはよく例え話で説明しています。

足を捻挫した状態で走り回るのと、まったく同じです。

  • 炎症が治る前に使う

  • 「小さな声だから大丈夫」と思って使う

👉 回復するどころか、悪化しかしません。

 

🩺「“ゆっくり歩けばいいよね?”じゃないのと同じで、”少しなら声を出してもいい”は成立しません。」

■ 声を早く治す一番の近道は?

いかに声を使わないか、これに尽きます。

  • 仕事で必要最低限にする

  • 私語・電話・長話を避ける

  • 咳払いをしない

この**“使わない時間”の長さ**が、“回復までの早さ”とほぼ比例します。

 

🩺「ここまでダメージを受けてしまった今、残念ながらこれに勝る対処法はありません。」

■ 薬を飲めば、早く治りますか?

 薬はあくまで補助的な役割です。
炎症を抑えたり、回復を助けることはできますが、使い続けながら治す力はありません。

声を出し続けたままでは、どんな薬でも限界があります。

🩺 院長のまとめ

「声枯れは、“声帯が休みたがっているサイン”です。

いかに我慢するかではなく、いかに使わずに済ませるか。

それがいちばん確実で、いちばん早い治療です。

 

残念ながら声枯れを悪化させてしまった人は徹底的に休養を、

声を酷使する日常がある人はこじらせないための対策を!」

声を酷使する習慣のある人が注意するべき生活習慣Q&A

Image by Anne Nygård
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