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鼻うがいのメリット・デメリット、実践編①

 コロナ・コロナ、の今日この頃、みなさん、自身の健康管理に今まで以上に気を使っているのではないでしょうか?


 健康管理を考える時に何が重要か・・・、当院HPで紹介している「コロナ対策”かきくけこ”」にも記載していますが、耳鼻咽喉科的にはとにかく「口呼吸しちゃダメ!!」なんです。

改めてご紹介しますが、

①鼻の通りが悪くなる

②口呼吸する

③睡眠の質が悪くなる+のどの粘膜が乾燥する

④抵抗力・免疫力低下+色んなウイルスがのどの粘膜に付着し易くなる


それを回避するために「鼻呼吸を確保する」ことが極めて重要になるんですね。



 そこで今回、鼻内環境を改善・維持するために「鼻うがい」がどれほど役に立つか、慢性鼻炎を持っている私自身が検証してみました(あくまで個人的見解です)。


今回実践したのは「NeilMed社」の「SinusRinse」という製品。

準備といえば、専用ボトル+これまた専用の生理食塩水精製用粉末(サッシェ)があり、ボトルに入れたお湯(36-38℃くらいが適当かな)に粉末を溶かすだけです。




後は鼻腔を片方ずつ洗浄するだけ(両鼻、2回ずつくらい洗浄できます)。

洗浄液は反対の鼻腔から、もしくは口から流れ出てきます。


 外出後に、もしくは気になった時に「うがい」をしますよね?

それと同じ感覚ですね、洗浄後は何だかスッキリした気分になります。



使用感 ★★★★☆


謳い文句通り、洗浄時の痛みは全くといってよいほど感じません。

少し鼻の中の「ツーン」とした感覚があるかも、ですが気にならないレベルですね。

もちろん感じ方には個人差があるかと思います。


扱いの手間 ★★★★★


洗浄後にはボトルを軽く洗い流すだけでOKなので、とても楽です。


値段 ★★★★☆


洗浄用ボトル(240ml)+サッシェ30包が1.980円

洗浄用ボトル(240ml)+サッシェ60包が2.570円

洗浄用ボトル(240ml)×3+サッシェ250包が3.999円

サッシェ120包が2.900円等々・・・いずれも某通販サイト参照


価格にはバラつきがあるので、キチンと確認が必要ですよね。

ちなみに、ボトルは3ヶ月ごとに交換しましょう、みたいな記載があります。



 2週間ほど使用した後の感想ですが、

・鼻の奥に鼻汁が停滞した感覚がある時に使用するとイイ感じです

・鼻腔内の乾燥がやや改善した感じ

・のどの乾燥感がやや改善した感じ です。


 以前、某耳鼻咽喉科の先生と議論した際にも鼻うがいの効果が話題になりました。

鼻うがいを継続することで副鼻腔炎が治癒した症例もあり、一定の効果は見込めるかな、と思います。


ただし、「継続は力なり」で、頑張って続けることが重要ですね。

もちろん、NeilMed社さんからは何の利益供与も受けておりません(笑)

色々と他の製品も試してみるつもりですので、またご報告します。

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