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咳がなかなか止まらない…原因は「後鼻漏」かも

 ~ 年齢に関係なく起こる、鼻水が原因の長引く咳 ~

「風邪は治ったのに咳だけ続く」「痰が絡んで咳払いが止まらない」「夜になると咳が出やすい」

こうした症状で受診される方は、子どもから高齢の方まで非常に多く見られます。

その原因として外来でよく見られるのが、後鼻漏(こうびろう)です。


実は、咳の原因が気管支・肺ではなく“鼻”にあることは珍しくありません。


◆ 後鼻漏とは?

 後鼻漏とは、「鼻水が前ではなく喉の方へ流れていく状態」を指します。

鼻と喉はつながっているため、健康な時でも鼻水はもともと喉へ流れています。

しかし、そこまで大量ではないので不快感を感じることは無い訳ですね。


ところが、何らかのきっかけで

・鼻水の量が増える・粘り気が強くなる

と、流れ込んで停滞した鼻汁が喉を刺激して咳が出やすくなります。


◆ なぜ咳が続くのか?

 喉や気道はとても敏感で、

① 鼻水が流れ落ちる、

② 横になるとさらに流れ込みやすい、

③ のどに常に刺激が加わる、

④ 口呼吸の乾燥刺激がさらに加わる

ことで、咳反射が続いてしまうのです。

特に

✅ 夜に咳が悪化する✅ 横になると咳き込む✅ 朝に痰や咳が強い

場合、後鼻漏が関係していることがよくあります。


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◆ 後鼻漏でよく見られる症状

✅ のどに何か貼りつく感じ✅ 痰が絡む感じ✅ 咳払いが増える✅ のどに鼻水が落ちる感じ✅ 朝に症状が強い✅ 長引く咳

「痰が原因だと思っていたら、実は鼻水だった」というケースも少なくありません。


◆ 後鼻漏の主な原因

● 副鼻腔炎(蓄膿症)

粘り気のある鼻水が増え、喉へ流れます。

● アレルギー性鼻炎(花粉/ハウスダストなど)

透明な鼻水でも量が多いと症状が出ます。

● 慢性鼻炎(寒暖差/乾燥/汚染空気などの刺激)

気温差や刺激物で鼻水が増えることがあります。

● 風邪をひいたあと

鼻の炎症だけ長引くことがあります。



◆ 自分でできる対策

 症状軽減のために、

✅ 鼻をすすらない + 鼻をかむ習慣をもつ

✅ 室内を適度に加湿する

✅ 水分をしっかり取る(のどを乾燥させない、流れ込んだ分泌物を洗い流す)

✅ 正しい方法での鼻うがい

✅ アレルギー対策

などが有効です。



◆ 受診の目安

 次のような場合は耳鼻科受診をおすすめします。

✔ 咳が2週間以上続く(特に痰がらみの咳)

✔ 黄色・緑色の鼻水、粘り気のある鼻水が出る

✔ 顔の痛みや頭重感がある

✔ 市販薬で改善しない


◆ もしかして後鼻漏?セルフチェック

次の症状に当てはまるものはありませんか?

☑ 咳がなかなか止まらない

☑ 痰がずっと絡んでいる感じがする

☑ のどに何かがへばりつく感じがある

☑ 横になると咳が出やすい

☑ 朝起きたときに咳や痰が強い

☑ 風邪のあと、咳だけ長引いている

☑ 咳止めを飲んでもあまり効かない


2つ以上当てはまる場合、後鼻漏が関係している可能性があります。


◆ まとめ

 長引く咳の原因は「気管支・肺」だけでなく、「鼻から喉へ流れる鼻水(後鼻漏)」であることが多くあります。咳が続くときは、鼻の状態も一度チェックしてみましょう。

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