咳がなかなか止まらない…原因は「後鼻漏」かも
- shibata.ent

- 3 日前
- 読了時間: 3分
~ 年齢に関係なく起こる、鼻水が原因の長引く咳 ~
「風邪は治ったのに咳だけ続く」「痰が絡んで咳払いが止まらない」「夜になると咳が出やすい」
こうした症状で受診される方は、子どもから高齢の方まで非常に多く見られます。
その原因として外来でよく見られるのが、後鼻漏(こうびろう)です。
実は、咳の原因が気管支・肺ではなく“鼻”にあることは珍しくありません。
◆ 後鼻漏とは?
後鼻漏とは、「鼻水が前ではなく喉の方へ流れていく状態」を指します。
鼻と喉はつながっているため、健康な時でも鼻水はもともと喉へ流れています。
しかし、そこまで大量ではないので不快感を感じることは無い訳ですね。
ところが、何らかのきっかけで
・鼻水の量が増える・粘り気が強くなる
と、流れ込んで停滞した鼻汁が喉を刺激して咳が出やすくなります。
◆ なぜ咳が続くのか?
喉や気道はとても敏感で、
① 鼻水が流れ落ちる、
② 横になるとさらに流れ込みやすい、
③ のどに常に刺激が加わる、
④ 口呼吸の乾燥刺激がさらに加わる
ことで、咳反射が続いてしまうのです。
特に
✅ 夜に咳が悪化する✅ 横になると咳き込む✅ 朝に痰や咳が強い
場合、後鼻漏が関係していることがよくあります。
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◆ 後鼻漏でよく見られる症状
✅ のどに何か貼りつく感じ✅ 痰が絡む感じ✅ 咳払いが増える✅ のどに鼻水が落ちる感じ✅ 朝に症状が強い✅ 長引く咳
「痰が原因だと思っていたら、実は鼻水だった」というケースも少なくありません。
◆ 後鼻漏の主な原因
● 副鼻腔炎(蓄膿症)
粘り気のある鼻水が増え、喉へ流れます。
● アレルギー性鼻炎(花粉/ハウスダストなど)
透明な鼻水でも量が多いと症状が出ます。
● 慢性鼻炎(寒暖差/乾燥/汚染空気などの刺激)
気温差や刺激物で鼻水が増えることがあります。
● 風邪をひいたあと
鼻の炎症だけ長引くことがあります。
◆ 自分でできる対策
症状軽減のために、
✅ 鼻をすすらない + 鼻をかむ習慣をもつ
✅ 室内を適度に加湿する
✅ 水分をしっかり取る(のどを乾燥させない、流れ込んだ分泌物を洗い流す)
✅ 正しい方法での鼻うがい
✅ アレルギー対策
などが有効です。
◆ 受診の目安
次のような場合は耳鼻科受診をおすすめします。
✔ 咳が2週間以上続く(特に痰がらみの咳)
✔ 黄色・緑色の鼻水、粘り気のある鼻水が出る
✔ 顔の痛みや頭重感がある
✔ 市販薬で改善しない
◆ もしかして後鼻漏?セルフチェック
次の症状に当てはまるものはありませんか?
☑ 咳がなかなか止まらない
☑ 痰がずっと絡んでいる感じがする
☑ のどに何かがへばりつく感じがある
☑ 横になると咳が出やすい
☑ 朝起きたときに咳や痰が強い
☑ 風邪のあと、咳だけ長引いている
☑ 咳止めを飲んでもあまり効かない
2つ以上当てはまる場合、後鼻漏が関係している可能性があります。
◆ まとめ
長引く咳の原因は「気管支・肺」だけでなく、「鼻から喉へ流れる鼻水(後鼻漏)」であることが多くあります。咳が続くときは、鼻の状態も一度チェックしてみましょう。


