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コロナ対策② 顔を触っちゃダメ!

 最近はコロナウイルス対策が声高く言われています。

これだけ感染が蔓延すれば致し方ないことかと思います。


 そこで盛んに言われるのが、

① 3密(密閉・密集・密接)を避ける

② 手洗いを徹底する

③ むやみに顔を触らない


①については、緊急事態宣言に伴い殆どの人が全ての種類の外出を避けておられると思います。

②については、マスク同様に手指の消毒に必要な物品が手に入らない現状からわかるように、皆が手指衛生に取り組んでいることが伺えます。

では、③についてはどうでしょう?



 実は、面白い実験データがあるんです。

それは・・・、「人は無意識にどれほど顔を触っているか?」


2010年にオーストラリアの医学生26人を対象とした実験で、240分間の間にトータルで何と2.346回も顔に触れていた、という結果が出ました。

そのうち、眼や鼻・口などいわゆる粘膜部に触れた回数は実に1.024回(44%)、1時間あたりに換算すると何と23回!


 「手を清潔にする回数」と「顔を触る回数」、どちらが多いかは比べてみれば一目瞭然ですよね。

いかに無意識の間に顔を触りまくっているか!、がお解り頂けたかと思います。


 さぁ、皆さんどう考えますか?

「手指が清潔ならば、どんなに顔を触ってもOK」と仰る専門家もおられますし私自身もそう思いますが、果たしてそれだけ手指の清潔を完全に保てるでしょうか?

階段の手摺、買い物の時のカート、公共の場で使うボールペン、直接接触を避けようと使ったキャッシュレス支払いのタッチパネル・・・、例を挙げればきりがありません。

もちろん、付着するウイルス量の問題もあるでしょうが、リスクになることに変わりありません。


では、どうする?

「とにかく顔を触らない」ことを徹底しなければ!、となりますよね?

意識しているのと、まったく意識していないのは、全然違います。

これが全てを解決する訳ではありませんが、意識を向ける意味はあると思います。

みなさん、是非一度ご自身の行動、クセ?をチェックしてみて下さいね。


 この文章を書きながら無意識に鼻を擦っている自分に気付き、「うーん・・・」と思っているのは、私です笑。


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