top of page
耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


耳鼻科発:花粉症で眼が痒いあなたへ
眼の痒み に対する新しい薬剤が登場 当院は耳鼻咽喉科ですが、花粉症の患者さんの診察の際に「眼の痒み」についての相談を受けることも少なくありません。 もちろん、眼科ご専門の先生の診察を受けるのが理想的なのは大前提。ただ、なかなか複数科の受診が困難なケースなどで相談を受ける場面がある、という訳です。 「眼が痒い」=「点眼薬処方」が従来の対応でしたが、新たに「塗る目薬」とも言えるクリーム剤が登場したのをご存知ですか? 今回、眼科領域発であるこの薬剤について、眼科のみならず皮膚科・耳鼻咽喉科を含めた講演会が開催されたので、向学のため参加してきました。 本ブログでは、その講演会で勉強してきた内容をお伝えしようと思います(*印には私の感想・意見を書いてみました)。 アレルギー性結膜炎のリアル ●国民の40%がアレルギー性結膜炎に罹患している、という事実 *アレルギー性鼻炎が国民全体の50%、花粉症は国民の40%が罹患していることを考えれば、ほぼ同じ。 ●処方された薬をキチンと使う割合(アンケート調査) ・内服 57.4%、点眼薬 28.7%、点鼻薬 16.


2025花粉予測とタイプ別対策
まず、恒例の?自分の花粉症をタイプ分けする 本ブログを書いている時点(2025年1月17日)でも、実は既に少量の花粉飛散が確認されています(以下、京都市内在住の立場での記述になります)。 本格シーズン前でも、気温が上昇した日には少量の花粉がフライングして飛散するのがその理...


口呼吸が招くトラブルと鼻呼吸のススメ
耳鼻科医目線で「のどを悪くし易い人」を見ると、こうなる 「私、すぐにのどが悪くなるんです」 「自分は扁桃炎をよく起こします」 多くの患者さんがそう話してくれるのですが、実は、そんな訴えをする患者さんを診察する時に気を付けていることがあるんです。 それは・・・、 「無意識のうちに、普段から”口呼吸”をしてないか?」 と疑う、ということ。 今回は口呼吸のデメリットについてのお話ですが、本題に入る前に違う視点から考えてみましょう。 ◆ まず、鼻呼吸のメリットは? ◎ フィルターの役目 鼻から吸い込んだウイルス・汚れた空気などは鼻のフィルター機能(空気清浄機的な役割)でクリーンな状態にしてからのどに送られます ◎ 吸い込んだ空気の温度・湿度管理の役目 例えば「乾燥した」「冷たい」空気を鼻から吸い込んだ場合、その空気を鼻の中で「加湿して」「温めて」からのどに送ります ◎ 酸素の摂取効率を高める(特に運動時) ◎ 脳を冷却して思考能力・記憶定着力を高める ◎ 睡眠時の気道確保~睡眠の質を高める ◎ 脳の発達と機能維持の役割(マウスにて実証済:..


検査で陰性なのに花粉症?鼻づまりが続く人にある「局所性アレルギー性鼻炎」とは
◆「検査は陰性ですね」と言われたのに… 毎年この時期になると、 ・くしゃみが止まらない・鼻水が続く・鼻づまりで夜眠れない どう考えても花粉症の症状なのに、血液検査ではアレルギー反応が出ない。 そんな経験はありませんか? 実はこのケース、決して珍しくありません。 その原因の一つとして、近年注目されているのが 「局所性アレルギー性鼻炎」 です。 今回は 検査で異常がないのに花粉症のような症状が出る理由 について解説します。 ◆ 花粉症なのに検査が陰性になる理由 一般的なアレルギー性鼻炎では、血液中のIgE抗体が増えるため採血で診断できます。 しかし―― 局所性アレルギー性鼻炎では ✔ 血液検査 → 陰性、なのに、✔ 鼻の粘膜 → アレルギー反応あり という状態になります。 つまり、 鼻の中だけでアレルギーが起きている のです。 これが「検査では分からない花粉症」の正体です。 ◆ 実は珍しくない「検査陰性のアレルギー性鼻炎」 実は、花粉症のような症状が出る原因は一つではありません。 主な原因として次のようなものがあります。 ① 気温差・環境因子


鼻うがいが合わない人の特徴とは?耳鼻科医が感じる注意すべきケース
鼻うがいは有用なセルフケアですが、 すべての人に無条件で勧められるものではありません。 実際の診療では、「鼻うがいを始めてから調子が悪くなった」「耳に違和感が出た」という相談を受けることもあります。 この記事では、 鼻うがいが合わない可能性があるケース や 注意すべき症状 について解説します。 ①目的は? ②効果(メリット)は? ③気を付けること(デメリット)は? ④始めるには? ◆ ①「鼻うがい」の目的は? のどの炎症予防・治療目的でうがいするのと考え方は同じです 鼻を洗浄することで鼻腔内の粘膜を良い状態に導く、と考えると良いでしょうか。 ・停滞する分泌物や吸引した汚染物質・ウイルス等を洗い流すことで鼻腔内をキレイにする ・結果として鼻粘膜の抗炎症作用・免疫機能を改善・保持する ◆ ②「鼻うがい」の効果(メリット)は? アレルギー性鼻炎や鼻の慢性炎症の症状を改善する効果が確認されている ・「鼻うがい」をした人としなかった人を比べると、した人にアレルギー性鼻炎症状改善が認められた ・慢性鼻炎の人が「鼻うがい」することで症状改善が得られた...


鼻うがいのメリット・デメリット、実践編①
コロナ・コロナ、の今日この頃、みなさん、自身の健康管理に今まで以上に気を使っているのではないでしょうか? 健康管理を考える時に何が重要か・・・、当院HPで紹介している「コロナ対策”かきくけこ”」にも記載していますが、耳鼻咽喉科的にはとにかく「口呼吸しちゃダメ!!」なんです。 改めてご紹介しますが、 ①鼻の通りが悪くなる ②口呼吸する ③睡眠の質が悪くなる+のどの粘膜が乾燥する ④抵抗力・免疫力低下+色んなウイルスがのどの粘膜に付着し易くなる それを回避するために「鼻呼吸を確保する」ことが極めて重要になるんですね。 そこで今回、鼻内環境を改善・維持するために「鼻うがい」がどれほど役に立つか、慢性鼻炎を持っている私自身が検証してみました(あくまで個人的見解です)。 今回実践したのは 「NeilMed社」の「SinusRinse」 という製品。 準備といえば、専用ボトル+これまた専用の生理食塩水精製用粉末(サッシェ)があり、ボトルに入れたお湯(36-38℃くらいが適当かな)に粉末を溶かすだけです。 後は鼻腔を片方ずつ洗浄するだけ(両鼻、2回ずつくら
bottom of page

