蔓延・拡大の一途をたどる新型コロナウイルス感染症、まだまだ出口が見えません。
そんな中、春の花粉シーズンが近づいているものの対策は二の次?とも言えない状況があるんです。
花粉症のあなたへ、今回はコロナ対策を含めた形でのお話です。
● 毎年の花粉シーズン、
「鼻水が出る」
「鼻がつまる」
「くしゃみが出る」
「眼が痒い」などの症状に悩まされるあなた。
・鼻を頻回にかむ → 鼻を触る回数が増える
・眼を擦る → 同じく眼を触る回数が増える
「ずっとマスクしてるから大丈夫」……、本当に?
毎回、キチンと手洗いしてからできる自信ありますか?
毎年、花粉の時期にはマスクしていたはず。
マスクのみで症状が出ない人は、そもそも積極的に薬を使う必要は無いですよね?
第1のリスク : 眼や鼻からの接触感染のリスクを高める
● 特に「鼻がつまる」のがツラいあなた。
・無意識の間に口呼吸が増える → ウイルスを吸引するリスクが高まる
「ちゃんと鼻で呼吸できてます」……、本当に?
花粉症の人は、それ以外の季節にも鼻に慢性炎症を起こしている例が多いことがわかっています。
普段、何気ない時にキチンと口を閉じて鼻で呼吸できていますか?
第2のリスク : 口からの飛沫・空気感染のリスクを高める
●「花粉の時期は鼻症状が原因で良く眠れない」というあなた。
・深い眠りを得られない→疲れが有効に解消できない
・体調が万全でない→抵抗力・免疫力が低下する
「休みの日に足りない分寝るから大丈夫」……、本当に?
「抗ヒスタミン薬の副作用で眠たいかも」……、で片付けて良い?
寝不足・体調不良だと、どんな場面でも踏ん張りがきかなくなりますよね?
第3のリスク : 寝不足由来の抵抗力・免疫力低下の結果、易感染性の状態になる
●その他
・頻回の換気をすることで花粉が屋内にも侵入
・屋内での密を避けるために「屋外・野外で密を避けて遊べばいいよね」となる可能性
・長引くコロナのストレスでさらに免疫力が低下
第4のリスク : 外的因子が増える可能性がある
脅すつもりはないんです、スミマセン。
でも、昨年同様今年の花粉シーズンは「例年よりも自身の鼻の状態をより良く保つ」意識を持って欲しいのです。
花粉の飛散がまだ少ないうちに、花粉症の症状をまだ感じていないうちに、対策を始めて欲しいのです。
受診できる方はどうぞお早目に、(現在、医療機関が密になることはまずありませんが)受診を敬遠される方は市販薬でも良いです、とにかく油断せずに対策を取って下さい。
あと少しでウイルスが活発化する寒い季節は乗り越えますが、暖かくなってもその時その時の必要な対策は引き続き徹底する必要があります。
色んなイベント・集会・会合・会食がありますが、全ては参加する皆が健康で元気であることが大前提ですよね。健康でなければ、遊びも、勉強も、結束も、喧嘩も、何一つ満足にできませんから。
完全なる正解なんて誰も知りませんが……、今できることを、みんなで、続けていきましょう。
花粉症のあなた、今一度気持ちを引き締めてシーズンを乗り切りましょう。
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