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一医療者のつぶやき


 タレントの堀ちえみさんが舌癌に侵されていることを公表しました。

「ステージ4」といえば、癌の進行度としては最も進行した状態を示すものであり、これが事実ならばご本人もブログで記していた通り「厳しい状況」といえます。

 改めて記しますが、「なかなか治らない口内炎」「いつも同じ場所にできる口内炎」は要注意なのです。

https://www.shibata-ent.jp/blank-10 参照

多くは

①歯並びの関係で「いつも同じ場所に歯が当たる」

②タバコなどによる慢性刺激

といったところでしょうか。

 この後、舌の半分以上を切除し身体の他の組織を用いて舌再建を行い、同時に頸のリンパ節廓清を行うとのことですが、かなりの大手術になることが予想されます。

私自身、舌ではありませんが同じ口腔癌の患者さんの手術に24時間以上かけて臨んだ経験がありますので、その大変さはよく理解できます。

 進行した病状を完全回復させることは困難ですが、病状を制御して再発を防ぐことは不可能ではありません。そう、「進行癌=末期癌」ではない!ということなのです。

ご本人はもちろん、治療にあたる医師及びそのサポートメンバーも全身全霊をかけて手術・治療にあたることでしょう。

 ご本人の「生きたい」という強い意志、医療者の「絶対に何とかする、最善を尽くす」という強い意志。

これが目に見えない強い力を発揮することを信じていますし、実際にそのような場面を目にしてきました。

 ありきたりな言葉ですが、「信じて、頑張る」「自分にできる最善を尽くす」。

今は最先端の医療からは距離を置く一開業医ですが、思うところを記し・・・、京都からエールを送ります。

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