米粒半分ほどの大きさでも、口内炎の痛みは相当なものですよね。
増してや、それが繰り返し起こるとしたら・・・。
今回は口内炎のお話。
難しく言うと、「口内炎」とは口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。
口内炎ができる原因としては、
1.体調不良、ストレスによる免疫力低下など
2.睡眠不足、栄養不足(主にビタミンB2)
3.義歯・飲食物などによる物理的刺激
4.ヘルペスウイルスなどの感染
ベースに口呼吸による口腔内乾燥があると、さらにリスクを高めてしまいます。
いざ口内炎ができてしまったら、内服薬・軟膏・うがい薬などを用いて治癒促進をはかりますが、上記の1~3に関してはその原因を取り除かないと回復が遅れることになります。
さて、今回のテーマでもある「危険な」口内炎の話に移ります。
みなさんに是非知っておいて欲しい、危険な口内炎です。
◎ 同じ場所に繰り返し起こる口内炎 ◎
「いつも同じ場所にできる口内炎」は要注意です!
一番多いパターンは、歯が当たること、です。歯並びが悪かったり、生えている角度が悪かったり、歯が欠けていたり・・・。当たる場所は舌だったり、頬の粘膜だったりします。
同じ部位が繰り返し炎症を起こす状況が数年~十年単位で持続することで、炎症を起こしている部分の一部が癌化するケースがあるんです!
私個人の経験では一番若い方で10代で舌癌を発症した例もあることから、「口内炎を繰り返す」という方は一度チェックを受けておくことをおススメします。
ちなみに、舌癌の発生部位はほぼ100%「舌縁(ぜつえん)部」です。
その字の如く舌の縁に発生する訳ですが、原因・理由は前述した「いつも同じ場所に歯が当たる状態が長期間にわたって継続すること」なんです。某芸能人の女性が舌癌の確定診断に至るまでに何度も口内炎を繰り返し、「その口内炎がなかなか治らなくなってきていた」という経過が語られていたことをご記憶の方も多いと思います。
他にも注意すべき色々な口内炎がありますが、まずはこれを知っておいて下さいね。
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