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コロナ対策⑧ インフルエンザワクチンについて

 まだまだ続くコロナの呪縛、重い空気感が世界中を覆っています。


 そんな中、「ワクチン供給」に関する報道がありました。

この冬にコロナとインフルエンザのダブル流行が懸念されるため、インフルエンザの予防も重要である、という観点を含めて、

①平成27年以降で最大となるインフルエンザワクチンの供給量を見込んでいる

②2021年前半に全国民分の新型コロナウイルスに対するワクチン確保を目指す

というものです。


 今回のお話は①について。


2019年のインフルエンザワクチン供給量は2.964万本

2020年の同ワクチン予定供給量は3.178万本(約7%増加):厚生労働省発表(2020.08)

ワクチン1本で成人2回分の量があると単純計算すると6.356万回分になりますが、日本国内に居住する全ての人が接種を受けることはできません。

WHOがインフルエンザワクチン接種を推奨していることもあり、今年は例年よりも多くの方が接種を希望する可能性が高い。となると・・・、足りない。


当院においても恐らく「昨年と同等量のワクチン」は納入されると思いますが、逆を言えば「昨年より多くの方に接種する」ことは困難、ということになります。

そこで、致し方なく苦渋の決断を致しました。


<今年のインフルエンザワクチンは、当院受診歴もしくは当院でのインフルエンザワクチン接種歴がある患者さんを優先させて頂きます>


どうぞご理解下さい。


 なるべく早く予約開始時期・方法についてご案内できるようにしますので、今しばらくお待ち願います。



 2019-2020の冬はコロナ対策のおかげかインフルエンザの患者数が激減した、という事実もあります。

現状の対策を継続すれば過剰に懸念する必要はないのかもしれませんが、未だ未知の部分が多いウイルスが関連することなので我々医療従事者も手探りの中で懸命に対策を講じています。


 コロナ前に完全に戻ることは難しいと思いますが、少しでも早く平穏な日常を取り戻せることを切に願います。


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