【補足解説】鼻うがいは本当に効果がある?耳鼻科医がエビデンスと臨床経験から解説
- shibata.ent

- 2020年5月6日
- 読了時間: 3分
更新日:2月21日
以前に「鼻うがいのメリット・デメリット(現在は改題して「鼻うがいは本当に安全?耳鼻科医が教えるメリット・デメリットと正しいやり方」)」という記事を書いたところ、想像以上に多くの方に読んでいただきました。
それだけ、「鼻うがいって意味あるの?」「本当にやった方がいいの?」と疑問を持つ方が多いということなのでしょう。
本記事では、以前の記事内容を踏まえつつ、現在分かっている知見と日常診療での実感をもとに、鼻うがいの「効果がある場合・そうでない場合」について整理します。
詳しいやり方や注意点は
「アレルギー性鼻炎に対する、生理食塩水を用いた鼻うがい」なんていう論文がありますが、要するに、アレルギー性鼻炎の人が鼻うがいをしたら何もしない人よりも症状が軽くなった、と結論づけているんです。
前述した通りやり方には若干の注意が必要ですが、適切にできればとても良い方法ですね(ちなみに、塩分濃度の違いによる治療効果には有意差は認めなかったとか)。
もう一つ、出典を失念してしまいましたが「鼻うがいで慢性的な鼻の炎症が軽減する」というものもあります。
さらに、「鼻うがいで慢性副鼻腔炎が治癒した」という症例報告もあるようです。
これまた前述のごとく、継続的に鼻うがいをすることが前提。
やっぱり、調子が悪い時だけ、じゃダメなんですよね。
❓ 鼻うがいは何が良いの?
そもそも鼻にはフィルターの役目があり、汚れた空気や花粉・ウイルスなどをブロックしてくれます。その汚れたフィルターを洗浄してフィルター機能を改善させる、と考えると分かり易いですね。
◆ 鼻うがいの頻度は?
頻度としては理想的には一日2回。
夜にお風呂に入る方は入浴中に蒸気吸入できることで無理やり補うとして、毎朝何とか頑張る。
「慣れたらシャワーのお湯を鼻から入れて洗えますよー」なんて強者もいますが、これはおススメできません。。
全ての人が毎日やる必要はないと思いますが、
● アレルギー性鼻炎・慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎で一年中調子が良くない方は、毎日
● 季節性の花粉症の方は、シーズン中に毎日
● 上記に該当しない方は、大掃除後・屋外の滞在時間が長かった日・気温差などで調子が悪い日に
鼻うがいするのが理想的ですね。
上咽頭炎や慢性鼻炎に関連する後鼻漏(鼻水がのどに流れ込む)にも効果が期待できるこの方法、頑張ってやってみますか?
感染症対策でやるなら、帰宅後は浴室・洗面所に直行!となりますかね笑
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