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3度目の緊急事態宣言に思う

 3度目の緊急事態宣言を発出することが決定されました。


 4/25~5/11の17日間とのことで、今回は期間を限定してより強い制限をかけることでコロナ感染拡大を阻止しよう、という方針だとか。

「オリンピックの聖火が全国を巡っている」のと時を同じくして「人の流れを抑える」、というある意味矛盾した方向性に疑問を感じるのは私だけ?


 時短もしくは休業要請、無観客でのイベント開催、交通機関は減便、屋外(コンビニ・公園等)での飲み会?禁止などなど、様々な方策が示されるようですが、果たして期待するような効果が得られるでしょうか。

様々な議論がなされる中で絶対的な正解は存在しない訳ですが、過去1年強の経験もしくは海外の事例等を参考にして、より良い対策を導き出せないまま現在に至っているような気がしてなりません。


 例えば「時短要請」

営業時間を短縮しても、感染対策が徹底されていない環境下では感染予防リスクは変わらないのでは?

 例えば「検査体制」

海外に比べて検査体制が脆弱である事実は否定できず、検査数も伸びない状況では、感染者の把握が遅れるのでは?

 例えば「変異株対策」

海外で変異株が猛威を振るっている事実を把握していたにもかかわらず、先手を打っての対策はできなかったのでしょうか?

 例えば「ワクチン接種」

国民の大多数が接種完了して集団免疫を得る、という大義名分には程遠く。もっとスムーズな接種体制を構築する時間的余裕があったのでは?


 私は政治家でもなく、経済や感染症の専門家でもありませんが、どうにもやるせない感覚を覚えざるを得ないのが実情です。

となると、我々にできることは、今しばらく感染対策を徹底することしかありません。


私自身は、日々の診療に従事しつつ疑い例へのコロナ検査を引き続き行いたいと思います。

また、ワクチンの集団接種が決まれば、積極的に出務したいと思います。


 皆さんも大変な時が続きますが、体調管理に留意して、感染対策を徹底して、ストレスを溜めないようにして、この難局を乗り越えましょう!


・3密回避

・マスク着用

・大声禁止

・長時間の会合禁止

・手指の消毒徹底




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