季節の変わり目は体調変化に注意! だるさ・鼻づまり・のどの不調の原因は?
- shibata.ent

- 2025年11月23日
- 読了時間: 6分
更新日:1 日前
9月に入り、朝晩の気温が少しずつ下がってくると、「なんとなく体がだるい」「疲れが抜けない」「鼻水や鼻づまりが気になる」「のどの調子がおかしい」と感じる方が増えてきます。
夏から秋へ、あるいは冬から春へと季節が変わる時期は、気温や湿度、日照時間などの環境が大きく変化するため、身体にとって負担がかかりやすい時期です。
今回は、季節の変わり目に起こりやすい体調変化について、自律神経や耳鼻咽喉科領域との関係も含めて解説します。
◆ なぜ「季節の変わり目」に体調を崩しやすいの?
私たちの身体は、外気温などの環境が変化しても、体温や血圧などを一定に保とうとします。
その調節に重要な役割を果たしているのが自律神経です。
季節の変わり目には、
朝晩と日中の気温差が大きくなる
急に暑くなったり、涼しくなったりする
湿度が大きく変化する
日照時間が変化する
台風や低気圧など、気象条件が変化する
など、身体を取り巻く環境が大きく変わります。
こうした変化への適応が続くことで、自律神経などの調節機能に負担がかかり、「なんとなく体調が悪い」という状態につながることがあります。
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◆ ①「だるい・疲れやすい」は季節の変化のサイン?
季節の変わり目には、
体がだるい
疲れやすい
集中しにくい
頭が重い
めまいを感じる
気分がすっきりしない
などの症状を訴える方があります。
これらの症状には睡眠不足やストレス、感染症、貧血など、さまざまな原因がありますが、気温や気圧などの変化が身体へのストレスとなり、自律神経の調節に影響することもあります。
「季節が変わると毎年調子が悪くなる」という方は、生活リズムを整え、睡眠時間を確保することも大切です。
◆ ② 鼻水・鼻づまりが悪化することも
季節の変わり目は、鼻の症状にも注意が必要です。
特に秋になると、ブタクサやヨモギなどの花粉による秋の花粉症がみられるようになります。
また、気温や湿度の変化によって鼻粘膜の状態が変化し、鼻水や鼻づまりを感じやすくなることもあります。
さらに、アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎など、もともと鼻の病気がある方では、こうした環境変化をきっかけに症状が目立つことがあります。
「風邪をひいたわけでもないのに、秋になると鼻が詰まる」という場合には、秋の花粉症などのアレルギーが隠れていないか確認してみるとよいでしょう。
◆ ③ のどの違和感や乾燥にも注意
夏の高温多湿から秋へ移行すると、徐々に空気が乾燥してきます。
空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜から水分が失われやすくなり、
のどがイガイガする
のどが乾く
声がかすれる
咳が出やすい
朝起きたときにのどが痛い
といった症状が出ることがあります。
また、鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、さらにのどが乾燥しやすくなります。
「鼻づまり」と「のどの乾燥」は、お互いに症状を悪化させることがあります。
◆ ④ 睡眠の質にも影響します
季節の変わり目には、寝苦しかった夏から涼しい秋へと睡眠環境も変化します。
ところが、寝室の温度や湿度が自分に合っていなかったり、鼻づまりやのどの乾燥があったりすると、睡眠の質が低下することがあります。
睡眠不足が続けば、「睡眠不足 → 日中の疲労感 → 自律神経への負担 → さらに睡眠の質が低下」という悪循環につながることもあります。
特に、いびきが大きい、夜中に何度も目が覚める、朝起きてもすっきりしない、日中に強い眠気があるという方は、単なる「季節の変わり目」と考えず、睡眠時無呼吸症候群などがないか確認することも大切です。
◆ 季節の変わり目に気をつけたい症状
次のような症状が続く場合は、生活環境だけでなく、病気が隠れていないか確認しましょう。
鼻水・鼻づまりが長く続く
のどの痛みや違和感が続く
咳が長引く
耳の詰まり感や耳鳴りが気になる
めまいを繰り返す
強い倦怠感が続く
十分に寝ているのに日中眠い
いびきが大きい
朝起きたときに頭痛がある
特に、症状が何週間も続く場合や、日常生活に支障がある場合は、「季節のせい」と決めつけないことが大切です。
「受診の目安:当院の診療案内」
◆ 日常生活でできる「季節の変わり目」対策
① 睡眠リズムを整える
就寝・起床時間をできるだけ一定にし、睡眠時間を確保しましょう。
② 室温・湿度を調整する
「暑いから」「涼しくなったから」と極端な温度設定にするのではなく、その日の気温に合わせて調整しましょう。
エアコンを使用する場合も、冷房の風を直接身体に当てないことが大切です。
③ 朝晩の冷えに注意する
9月は日中まだ暑くても、朝晩は思った以上に気温が下がることがあります。薄手の上着などを準備して、急激な温度変化を避けましょう。
④ 鼻・のどの乾燥を防ぐ
室内が乾燥してきたら、加湿や水分補給を意識しましょう。鼻づまりがある場合は、口呼吸によってのどが乾燥していないかにも注意してください。
⑤ 花粉対策を忘れない
秋にも花粉症があります。屋外から帰宅した際には、衣服についた花粉を払う、洗顔や手洗いをするなど、花粉を室内に持ち込まない工夫も有効です。
◆ 耳鼻咽喉科医からひと言
季節の変わり目には、「なんとなく体調が悪い」「疲れやすい」と感じることがあります。
気温や湿度などの変化に身体が適応する過程で、自律神経などの調節機能に負担がかかることもあります。
一方で、鼻水・鼻づまり・のどの違和感・めまい・耳の症状などは、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、耳の病気など、治療可能な病気が原因になっていることもあります。
「季節の変わり目だから仕方がない」と我慢しすぎず、症状が続く場合には一度ご相談ください。
🌡️ まとめ
季節の変わり目は、気温・湿度・気圧・日照時間など、私たちを取り巻く環境が変化する時期です。
その変化に身体が適応するため、自律神経などの調節機能に負担がかかり、だるさ、疲労感、睡眠の質の低下、鼻やのどの不調などを感じることがあります。
特に秋は、夏の暑さによる疲れ+朝晩の気温低下+空気の乾燥+秋の花粉が重なる時期です。
「最近なんとなく調子が悪い」と感じたら、まずは睡眠・室温・湿度・鼻の状態など、日々の生活環境を見直してみましょう。
それでも症状が続く場合には、単なる「季節の変化」ではなく、病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。
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