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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


美容と睡眠 ― 「よく眠る」ことが肌と身体にもたらす恩恵
現代ではスキンケアや食事、生活習慣など美容に気を使う人が多いですが、その一方で 「睡眠」 を軽視していませんか?実は、睡眠不足や不規則な睡眠は、肌荒れ・老化・肌バリアの弱体化など美容面に大きな悪影響を与えることが、医学研究からも明らかになってきているんです。 ここでは、最新の研究成果の紹介を交えながら、「睡眠の質と肌の健康・美容」の関係について解説します。 ◆ なぜ睡眠が肌に大切なのか? 肌のバリア機能の維持 睡眠不足や睡眠の乱れは、皮膚のバリア機能を弱める可能性があります。実験では、睡眠を削ることで皮膚の水分保持や回復能力が低下することが報告されています。 皮膚の生まれ変わり・コラーゲン合成への影響 睡眠中は肌の修復やターンオーバー、コラーゲンの生成が促されます。これらのリズムが崩れると、肌の弾力低下やたるみ、スキンコンディションの悪化につながります。 肌の炎症・老化プロセスの悪化 睡眠不足やサーカディアンリズム(体内時計)の乱れは、肌の炎症反応や酸化ストレスを引き起こしやすく、シミ・しわ・くすみ・肌荒れなどにつながる可能性があります。.


季節ごとに体調不良の症状?PM2.5と1年の不調カレンダー
◆ はじめに 「花粉の時期じゃないのに、なんとなく調子が悪い」「季節ごとに違う不調が出る」 そんな方は、“空気の影響”を受けている可能性があります。 PM2.5は一年中存在し、そこに季節ごとの要因(花粉・乾燥・寒暖差など)が重なることで、体調に影響を与えます。 今回は、1年を通してどの時期に何が起こりやすいのかを整理しながら、対策まで分かりやすく解説します。 ■ 関連記事 ▶ PM2.5・黄砂で起こる体調不良(頭痛・めまいなど) ▶ PM2.5と黄砂はいつ飛ぶ?飛来時期と対策 ◆ 1年カレンダー|季節ごとの空気と体調の関係 ■ 春(3〜5月) 黄砂+花粉+PM2.5+気温差 ・1年で最も負担が大きい時期 ・鼻水、のどの違和感、頭痛、だるさが出やすい ・「花粉症じゃないのに不調」の人が増える <複数の刺激が重なる“ピークシーズン”> ■ 夏(6〜8月) PM2.5(弱) ・空気による影響は比較的少なく、体調が安定する人が多い <「夏は調子がいい」は重要なヒント> ・ただし、天候・気圧変化に反応する人は梅雨時に注意 ▶ 気象病/天気痛についての解説


いびきシリーズ③ 睡眠時無呼吸のサインと耳鼻科受診の目安
「いびき」自体はよくあることですが… 家族に 「いびきがうるさい」 「寝ているときに呼吸が止まっている」 と言われたことはありませんか? いびきは多くの人にみられる症状ですが、場合によっては 睡眠時無呼吸症候群 という病気が隠れていることがあります。 特に、大きないびき・呼吸が止まる・日中の強い眠気などがある場合は注意が必要です。 ◆ 睡眠時無呼吸とは? 睡眠時無呼吸とは、寝ている間に呼吸が何度も止まる病気です。 正式には睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)と呼ばれます。 睡眠中に空気の通り道(気道)が狭くなることで、 呼吸が止まる 酸素が不足する 眠りが浅くなる(脳が覚醒する) といった状態が繰り返されます。 ◆ 睡眠時無呼吸の主な症状 次のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸の可能性があります。 夜の症状 大きないびき いびきが途中で止まる 寝ている間に呼吸が止まる 夜中に何度も目が覚める 日中の症状 日中の強い眠気 朝起きたときの頭痛/熟睡感欠如 だるさ・集中力低下 「しっかり寝ているはずなのに疲れが取


鼻づまりで眠れない・いびき ~ 睡眠の質に影響する理由
「最近いびきがひどいと言われる」「鼻が詰まると、いびきが大きくなる」 このように感じたことはありませんか? 実は、鼻づまりといびきは深い関係があります。鼻が詰まると呼吸の通り道が狭くなり、睡眠中のいびきにつながることがあります。 今回は鼻づまりといびきの関係、そして睡眠への影響について解説します。 ◆ 鼻づまりでいびきが起こる理由 私たちは本来、鼻で呼吸するのが正常な状態なのです。 もちろん、睡眠中も**鼻で呼吸する(鼻呼吸)**のが自然です。 しかし鼻づまりがあると「鼻呼吸がしにくい → 口呼吸になる」という状態になります。 口呼吸になるとのどの奥(軟口蓋や舌)が狭くなることで粘膜が振動しやすくなり、いびきが起こりやすくなると考えられています。 ◆ 鼻づまりの原因 いびきにつながる鼻づまりには、さまざまな原因があります。 ① アレルギー性鼻炎(花粉症など)を含む鼻炎 気温・湿度・環境変化などによる影響で鼻炎を起こすケースはもちろん、花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎では、鼻粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。 特に花粉症シーズンに


いびきシリーズ② 子どものいびきは大丈夫?様子見でいいいびきと受診のサイン
「子どもが毎晩いびきをかいているけれど大丈夫?」 このような相談は、外来でもよくあります。 大人では珍しくないいびきですが、子どものいびきも注意が必要なことがあります。 実は、子どものいびきの背景には扁桃肥大・アデノイド(咽頭扁桃)・鼻づまりなどが関係していることがあります。 今回は様子を見てもよい場合と、受診を考えたいサインについて解説します。 ◆ 子どもはいびきをかくことがある? 子どもでも、風邪や鼻づまりの時などに一時的にいびきをかくことはあります。 このような場合は、風邪が治る・鼻づまりが改善することで、いびきも自然に軽くなることが多いです。 ただし、毎晩のように続くいびきは注意が必要です。 ◆ 子どものいびきの原因 子どものいびきで多い原因は次の3つです。 ① 扁桃肥大 のどの奥にある口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)は子どもの時は大きくなりやすいですが、通常よりもサイズが大きいと空気の通り道が狭くなり、いびきの原因になります。 ② アデノイド(咽頭扁桃) 鼻の奥にあるリンパ組織で、口蓋扁桃同様、子どもでは大きくなりやすい部分です。..


いびきシリーズ① 危険ないびきのサインとは?
「いびきは体質だから仕方ない」そう思っていませんか? 確かに、疲れている日やお酒を飲んだ日だけのいびきは珍しくありません。 しかし中には病気のサインとしてのいびきもあり、特に注意したいのが**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**です。 今回は**受診を考えた方がよい「注意すべきいびき」**について解説します。 ◆ いびきはなぜ起こる? いびきは、睡眠中に空気の通り道(上気道)が狭くなることで起こります。 眠っている間は筋肉の緊張がゆるむため、 軟口蓋(のどの奥) 舌 のど周囲の組織 が振動して音が出やすくなります。 つまりいびきは「空気の通り道が狭くなっているサイン」と言えます。 ◆ 注意したい「危険ないびき」のサイン 次のようないびきがある場合は注意が必要です。 ① いびきが毎晩続く たまにではなくほぼ毎晩いびきをかく場合、慢性的・継続的に気道が狭くなっている可能性があります。 ② いびきが途中で止まる 家族から「いびきが止まって、しばらくしてから“ガッ”と息をする」と言われたことはありませんか? これは睡眠中に呼吸が止まっている可能性があ
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