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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


子どもも大人も要注意:身体を冷やすと起こる5つの変化
❄️ 身体を冷やすと良くない理由 ― 医学的にみる「冷え」の影響 ― 「身体を冷やしてはいけない」とよく言われますが、これは昔ながらの迷信ではありません。医学的にも、体温の低下はさまざまな不調の原因になることが分かっています。 日常生活で、次のような“冷えやすい場面”はよくあります。 睡眠中に布団を蹴ってしまう(特に子ども) 寒いのに薄着でがんばってしまう 汗をかいたまま冷えてしまう(汗冷え) こうした状況を放置すると、身体には次のような影響が生じます。 ① 血流が悪くなる 身体が冷えると血管が収縮し、血流が低下します。 手足の冷え 肩こり・腰の張り だるさ 頭痛 血の巡りが悪いと筋肉や臓器へ酸素・栄養が届きにくく、疲れが取れにくくなります。 ② 免疫力が低下する 体温が1℃下がると白血球の働きが鈍くなり、ウイルス・細菌への抵抗力が低下します。 「風邪をひきやすい」「治りにくい」と感じる方は、冷えが関係している可能性があります。 ③ 胃腸の働きが悪くなる 胃や腸は筋肉でできています。冷えると動きが弱まり、 胃もたれ お腹の張り 下痢・便秘...


無意識に顔を触る人は要注意|1時間に23回触っている?感染リスクと対策を耳鼻科医が解説
無意識に顔を触るクセは、感染症リスクを大きく高めます。 実は人は1時間に23回も目・鼻・口といった“粘膜”に触れており、風邪・インフル・コロナ対策として見逃せない行動習慣です。 ◆ なぜ人は無意識に顔を触ってしまうのか? 「無意識に顔を触るクセ」、実は感染リスクを高めていることをご存じですか? 風邪・インフルエンザ・コロナなどの感染症対策といえば、「手洗い」「マスク」が有名ですが、もう一つ見逃せないのが“顔を触らない”という行動習慣です。 実は、人は1時間に平均23回も顔を触っているというデータがあります。しかもその約半分は、目・鼻・口といった粘膜部です。 今回は、・なぜ人は無意識に顔を触ってしまうのか・それがなぜ感染リスクになるのか・今日からできる具体的な対策を、耳鼻科医の立場からわかりやすく解説します。 皆さんご存知の通り、コロナ禍以降盛んに言われるようになったのが感染予防。 ① 3密(密閉・密集・密接)を避ける ② 手洗いを徹底する ③ むやみに顔を触らない 風邪やインフルエンザ、そしてコロナなどの感染症。『空間管理』『手洗い・マスク』


注射じゃないインフルエンザワクチンについて耳鼻科医目線で解説します
2025年9月11日、京都府から「インフルエンザが流行期に入った」と発表されました。 「まだ9月なのに・・・??」と驚いた方も多かったのではないでしょうか。 ちなみに、2024年のインフルエンザ流行入りは11月10日でしたから、2025年は2カ月近くも早い流行入りとなった訳です。 新型コロナウイルス感染症も今や全く珍しくない感染症になりましたし、なかなか大変です。 インフルエンザに話を戻すと、当クリニックでは毎年10月初旬からワクチン接種の予約を開始して月末から接種を開始してきました。インフルエンザの予防で一番効果が高いのは、やはりワクチンなのです。 ◆ 鼻から噴霧するインフルエンザワクチンが登場 そこで本題。 2025年から、従来の「注射型」ワクチンに加えて、当院でも「注射じゃない」ワクチンを一部で導入することにしました。 針を刺さなくてもよい、点鼻薬みたいに鼻から投与する、という方法です。 「生ワクチン」と言われる種類で、鼻粘膜を介して「疑似感染状態」を作ることで免疫獲得を誘導するという仕組みです。 従来からある注射のワクチンは「不活化


感染症激増! 注意すべきこと
12月、気温の低下に伴って様々な感染症が流行する事態となっています。 インフルエンザ、コロナ、マイコプラズマ肺炎などなど・・・。 皆さん、「年末年始を含めて大事な時に体調不良・・・」なんてことを避けるためにも気をつけていると思いますが、今回は感染症対策・注意すべきことについて改めて解説しようと思います。 ①体調管理 一番基本になるのは、やはり体調そのものの管理ですね。 寝不足・疲労蓄積は避けるべきツートップ。 これらは抵抗力・免疫力低下を引き起こし、易感染性の要素を高めることに繋がります。 大掃除・今年のうちに片づけておきたい仕事・お正月の準備などあるかと思いますが、無理は禁物! さらに、年末年始にゆっくりし過ぎて夜更かし・寝不足など、生活リズムを極端に乱さないことも重要。 ②身体を冷やさないこと 外側からも内側からも、身体を冷やさない工夫が必要です( 無理に暖めなくてもいいけど、冷やさないことがポイント )。 気温の低い日に寒さ対策が徹底できていないパターンが圧倒的に多いので、今一度ご確認を。 忘年会・クリスマス・初詣など、意外と屋外移


気象病・天気痛とは? 梅雨や台風で起こる頭痛・めまい・耳閉感の原因と対策
「雨が降る前になると頭が痛い」「台風の前後にめまいが強くなる」——そんな経験はありませんか? 最近よく耳にする「気象病」や「天気痛」は、まさにこうした症状を指します。梅雨のこの時期、今回はその仕組みと対策についてお話しします。 🌀 気象病・天気痛とは? 「雨が降る前になると頭が痛い」「台風の前後にめまいが出る」——そんな経験はありませんか?最近よく耳にする「気象病」「天気痛」は、まさにこのような天候による体調不良を指します。 天候や気候の変化に伴って体調が崩れる状態を**「気象病」と呼び、その中でも頭痛などの痛みを伴う症状を「天気痛」といいます。主に気圧の変化**が関係しているとされています。 👂 内耳と自律神経の関係 耳の奥にある 内耳 には、気圧の変化を感じ取るセンサーがあります。このセンサーが急な気圧変化を感知すると、その刺激が脳へ伝わり、自律神経のバランスが乱れるのです。 耳鼻咽喉科で多く見られる症状としては、 めまい 耳閉感(耳に膜が張ったような感じ) 頭痛などがあります。 雨や台風の前後、梅雨時に悪化することが多く、疲労や睡


2023-2024シーズンのインフルエンザワクチン接種について
季節は秋を迎え、気温差などで体調を崩す人が増えてきているので要注意ですね。 さて、今回は「2023-2024シーズンのインフルエンザワクチン接種について」のご案内です。 コロナ禍以降、2020-2021年および2021-2022年の冬はインフルエンザの「流行が無かった」のは皆さんご存じの通りです。 ちなみに、過去のインフルエンザ累計推計受診者数は以下の通り。 2018/2019シーズン 約1.201万人 2019/2020シーズン 約729万人 2020/2021シーズン 約1.4万人 2021/2022シーズン 約0.3万人 2022/2023シーズン 約428万人 (国立感染症研究所のデータ) コロナ禍真っ最中のインフルエンザがいかに少ないかおわかり頂けたかと思います。 が、2022/2023シーズンは再び増加傾向が確認できます。 事実、2022/2023シーズン以降、本ブログを書いている現在までインフルエンザは「流行」状態が続いているんです。特に7月以降は連日検査陽性のケースが確認され、コロナ同様油断できません。 現在流行しているインフ
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