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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


桜が咲くころ注意!ヒノキ花粉が始まるタイミング
◆ スギ花粉が減ると、症状が楽になる人がいます 3月の下旬になると、 ・くしゃみが少し落ち着いてきた・鼻水が減ってきた・「今年の花粉症、もう終わりかな?」 と感じる方が増えてきます。 これは実際に、 スギ花粉のピークが過ぎてくる時期 だからです。 しかし、ここでひとつ注意があります。 ◆ 実は「スギとヒノキの谷間」があります 花粉の飛散には、次のような流れがあります。 スギ花粉ピーク → 一時的に減る → ヒノキ花粉が増える つまり、 スギとヒノキの間に“花粉量の谷”がある のです(言い換えれば、春花粉にはピークが2つある、となりますね)。 この谷間の時期は症状が少し軽くなるため、「もう薬いらないかな」と感じてしまう方がいるのですが…… ◆ そのあとヒノキ花粉が増えてきます 谷のあとには、 ヒノキ花粉のシーズン が始まります。 ヒノキ花粉はスギ花粉と似た症状・スギ花粉症の人の多くが反応するという特徴があります(花粉の種類で症状が変わる人も結構います:スギは鼻、ヒノキは眼・のど、のようなケース等)。 そのため、 スギ花粉でつらかった人は、ヒノ


花粉症の鼻づまりがつらい|原因と今すぐできる対処法
花粉症では、くしゃみや鼻水よりも 鼻づまりが最もつらい症状になる方も少なくありません。 花粉症の鼻づまりは、・夜眠れない・口呼吸になる・集中力が低下するなど、日常生活に大きな影響を与えます。 鼻づまりで眠れない・いびきが大きくなる理由はこちら → 夜になると鼻がつまる原因は? 今回は 花粉症による鼻づまりの原因と対策 を解説します。 ◆ 花粉症で鼻づまりが起こる原因 花粉症では、鼻の粘膜にアレルギー反応が起こります。 その結果 鼻の粘膜が腫れる 鼻粘膜の中の血管が広がる 鼻の通り道が狭くなる この状態が 「鼻づまり(鼻閉)」 です。 特に夜・横になったとき・花粉が多い日に悪化しやすいのが特徴です。 また、気温差が激しい日、屋外で長時間過ごした日も同じ状態になります。 ◆ 花粉症の鼻づまりが悪化する理由 花粉症の鼻づまりは、次のような要因で悪化します。 ①花粉量が多い 花粉の飛散量・吸引量が増えると鼻粘膜の炎症が強くなります。 ②鼻をかみすぎる 強く鼻をかみすぎると粘膜がさらに腫れてしまいます。 ③寝不足・疲労 自律神経の影響で鼻づまり


鼻血が止まらない…正しい止め方と受診の目安|子どもの鼻血も耳鼻科医が解説
突然の鼻血に驚いた経験はありませんか。 夜に突然出た 子どもの鼻血が止まらない 何度も繰り返す このような相談は、耳鼻科外来でもとても多く見られます。 しかし実は、鼻血について多くの方が誤解していることがあります。 それは「 鼻血は「原因」ではなく「結果」である」 ということです。 鼻血を繰り返す方では、多くの場合 鼻の粘膜に傷があり、その結果として出血が起きています。 そのため、鼻血を理解するには 「なぜ粘膜が傷つくのか」 を考えることが重要です。 ◆ 鼻血は「原因」ではなく「結果」 鼻血の多くは、鼻の入口付近の血管から出血します。 この部分は キーゼルバッハ部位 と呼ばれ、毛細血管が集まっているため出血しやすい場所です。 ここで重要なのは鼻血が出る流れです。 ① 鼻の中で炎症が起こる→② 鼻の粘膜に傷がつく→③ そこから出血する→④ 鼻血になる つまり 鼻血は「結果」であり、本当の原因は粘膜の傷です。 ◆ 粘膜に傷がつく原因は「鼻の炎症」 では、なぜ粘膜に傷がつくのでしょうか。 多くの場合、その背景には 鼻粘膜の炎症 があります。...


市販点鼻薬、何日までOK?
鼻づまりがつらいとき、ドラッグストアで手軽に買える市販の点鼻薬。「すぐに効く」「病院に行かなくても楽になる」一方で、 “使いすぎると危ない” という話を聞いたことがある方も多いと思います。 実際のところ、市販の点鼻薬は どこまで使ってよくて、どこから注意が必要なのでしょうか。 耳鼻咽喉科医の立場から整理してみます。 ◆ 市販の点鼻薬は、なぜすぐ効く? 多くの市販点鼻薬には、 血管収縮薬 と呼ばれる成分が含まれています。 これは鼻の粘膜の血管を一時的に収縮させることで、 腫れを抑え 鼻の通りを一気に良くする という作用があります。 👉 効き目が早く、体感的に「楽」になる ため、つらいときに頼りたくなるのは自然なことです。 ◆ なぜ「使いすぎ」が問題になの? 問題になるのは、 使い続けた場合 です。 血管収縮薬を連用すると、 薬が切れたときに、以前より強く鼻が詰まる 効き目が弱くなり、使用回数が増える 「点鼻薬がないと眠れない」状態になる いわゆる 薬剤性鼻炎 や リバウンド性鼻閉 に陥ることがあり、こうなってしまうと手術以外に対処法が


夜になると鼻づまりがひどくなるのはなぜ?寝ると鼻が詰まる原因と対処法【大人と子どもの違い】
「夜になると鼻づまりがひどくて眠れない」「横になると急に鼻が詰まる」そんな症状に悩む方は少なくありません。 実は、夜の鼻づまりには自律神経や体勢の変化など医学的な理由があります。さらに、大人と子どもでは原因が少し違うことも重要なポイントです。 この記事では、耳鼻咽喉科の視点から大人と子どもで違う鼻づまりの原因・特徴・対処法をわかりやすくまとめます。 夜に鼻づまりを自覚する人は、知らない間に昼間にも鼻呼吸が不十分なケースが多いです。 勉強/仕事/スポーツ/免疫力等への悪影響については本ブログの最後に案内しています。 ▶ 【鼻づまりでお困りの人へ|原因と対策のポイント】 1. 夜に鼻づまりが悪化する理由 夜になると鼻づまりが悪化しやすいのには、体の自然な仕組みが関係しています。 ① 副交感神経が優位になる 夜はリラックスモード(副交感神経優位)になります。この状態では鼻粘膜の血管が広がりやすくなり、粘膜がむくみやすくなります。 ② 横になることで血液が鼻に集まりやすい 立っている時よりも、横になると頭部への血流が増え、鼻の奥の粘膜がさらに腫れや


子どもの鼻水シリーズ③ 咳が止まらないのはなぜ?実は「鼻水」が原因のことも
「風邪は治ったのに、咳だけ続いている」外来でも非常に多い相談です。 ・夜になると咳がひどくなる ・寝入りばなに咳き込む ・何週間も咳が続く ・小児科で薬をもらったが改善しない この場合、実は 鼻水が原因 になっていることが少なくありません。 ◆ 鼻水が咳を引き起こす理由 子どもは鼻水を上手に出せません。 その結果、 ・鼻水がのどに流れ込み(後鼻漏)→気道を刺激する→咳が続く ・鼻水が鼻の奥に貯まる→鼻づまりから口呼吸→咳が続く という状態になります。 特に夜間は横になるため、鼻水がのどに流れやすくなります。 そのため、 ✔ 寝入りばなに咳が出る ✔ 夜だけ咳が悪化する という特徴が出るケースがたくさんあります。 ◆ 咳だけの問題ではない場合も さらに鼻水が長く続くと、副鼻腔炎・中耳炎・気管支炎につながることもあります。 咳止めだけでは改善しないケースも多いので注意が必要です。 ◆ 受診を考える目安 ☐ 咳が2週間以上続く ☐ 夜眠れないほど咳が出る ☐ 痰が絡む咳が続く ☐ 鼻水も長引いている ☐ 微熱・発熱を繰り返す この場合、鼻や耳の状態
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