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耳鼻咽喉科専門医が、最新の知識と日常診療の経験をもとに、みなさまの健康に役立つ情報を発信しています。
花粉症・中耳炎・感染症対策など、よくある悩みから専門的な症状まで丁寧に解説しています。


「同じ場所にできる・繰り返す口内炎」が要注意な理由を解説
出典 www.daiichisankyo-hc.co.jp 「同じ場所にできる口内炎が、実は“がんの前触れ”だった」 ――これは決して珍しい話ではありません。 ただし、すべての口内炎が危険というわけではなく、多くは自然に治る良性のものです。 口内炎を何度も同じ場所に繰り返している方は、念のため、ぜひ最後まで読んでください。 「たかが口内炎」と思っていませんか? 米粒半分ほどの大きさでも、口内炎の痛みは相当なものですよね。 増してや、それが繰り返し起こるとしたら・・・。 実は“同じ場所に繰り返す口内炎”の中には、早期発見が大切な危険なタイプもあります。 今回は、見逃してはいけないサインと対処法を医師が解説します。 ◆ 口内炎とは? 難しく言うと、「口内炎」とは口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。 口唇・歯肉・頬粘膜・舌などに、多くは白色の潰瘍のような粘膜変化が起こります。 ◆ 口内炎ができる主な原因は? 1.体調不良、ストレスによる免疫力低下など 2.睡眠不足、栄養不足(主にビタミンB2) 3.義歯・飲食物などによる物理的刺激...


口呼吸が招くトラブルと鼻呼吸のススメ
耳鼻科医目線で「のどを悪くし易い人」を見ると、こうなる 「私、すぐにのどが悪くなるんです」 「自分は扁桃炎をよく起こします」 多くの患者さんがそう話してくれるのですが、実は、そんな訴えをする患者さんを診察する時に気を付けていることがあるんです。 それは・・・、 「無意識のうちに、普段から”口呼吸”をしてないか?」 と疑う、ということ。 今回は口呼吸のデメリットについてのお話ですが、本題に入る前に違う視点から考えてみましょう。 ◆ まず、鼻呼吸のメリットは? ◎ フィルターの役目 鼻から吸い込んだウイルス・汚れた空気などは鼻のフィルター機能(空気清浄機的な役割)でクリーンな状態にしてからのどに送られます ◎ 吸い込んだ空気の温度・湿度管理の役目 例えば「乾燥した」「冷たい」空気を鼻から吸い込んだ場合、その空気を鼻の中で「加湿して」「温めて」からのどに送ります ◎ 酸素の摂取効率を高める(特に運動時) ◎ 脳を冷却して思考能力・記憶定着力を高める ◎ 睡眠時の気道確保~睡眠の質を高める ◎ 脳の発達と機能維持の役割(マウスにて実証済:..
一医療者のつぶやき
タレントの堀ちえみさんが舌癌に侵されていることを公表しました。 「ステージ4」といえば、癌の進行度としては最も進行した状態を示すものであり、これが事実ならばご本人もブログで記していた通り「厳しい状況」といえます。 改めて記しますが、「なかなか治らない口内炎」「いつも同じ場所にできる口内炎」は要注意なのです。 院長ブログ 「同じ場所の口内炎、危険なサインかも?」 多くは ①歯並びの関係で「いつも同じ場所に歯が当たる」 ②タバコなどによる慢性刺激 といったところでしょうか。 この後、舌の半分以上を切除し身体の他の組織を用いて舌再建を行い、同時に頸のリンパ節廓清を行うとのことですが、かなりの大手術になることが予想されます。 私自身、舌ではありませんが同じ口腔癌の患者さんの手術に24時間以上かけて臨んだ経験がありますので、その大変さはよく理解できます。 進行した病状を完全回復させることは困難ですが、病状を制御して再発を防ぐことは不可能ではありません。そう、「進行癌=末期癌」ではない!ということなのです。 ご本人はもちろん、治療にあたる医師


花粉症なのに“のどが痛い・咳が出る”のはなぜ?原因と対策を解説
耳鼻科医が解説する意外な原因 花粉症シーズン、みなさん大丈夫でしょうか? この時期、クリニックでは・のどが痛い・のどがイガイガする・咳が続くといった相談がとても増えます。 「風邪かな?」と思って受診される方も多いのですが、実は 花粉が原因の“のど症状” であるケースが少なくありません。 特に 「朝起きた時にのどが痛い」「 夜になると咳が出る」 という方は、口呼吸による刺激の可能性があります。 ◆ なぜ花粉で「のど」や「気管」がやられるのか? 原因①:口呼吸で花粉を吸い込んでしまう 花粉症の方は、そもそも鼻の通りが良くないことが多く、無意識のうちに口呼吸になりがちです。 その結果──・口から吸い込んだ花粉が のどの粘膜に付着 → イガイガ・痛み ・さらに気管まで入ると 咳の原因 となります。 原因②:のどの粘膜が乾燥しやすい 口呼吸をしていると、のどが乾きやすく粘膜防御機能が低下。そこに花粉が付くと症状が強く出やすくなります。 ◆ のどの症状が強い人の特徴 診察していてよく感じるのは、 症状のわりに、のどの炎症が軽い ということです。


困ったものです・・・
最近、「のどがイガイガする」「咳が止まらない」「微熱っぽい」「頭が重い」など、はっきり風邪とは言い切れない不調で受診される方が非常に増えています。 特徴は、 ・極端に悪化しないかわりに長引く・市販の風邪薬を飲んでもあまり変わらない というパターン。 「これって何?」と不安になって受診されるわけですが、診察してみると—— 原因は“花粉”だけではなく、PM2.5・黄砂の影響がかなり大きい 中国大陸から偏西風に乗って飛来する PM2.5 と 黄砂 。これらは毎年 3〜5 月に増加し、PM2.5 はほぼ通年で観測されています。 そして、厄介なのはその「粒の小ささ」です。 花粉 (20〜40μm) 黄砂 (約4μm) PM2.5 (2.5μm未満) 花粉よりも圧倒的に小さく、 鼻・のどを素通りして気管や肺の奥まで入り込んでしまう 点が大問題。 例えるなら、 “目に見えない排気ガス”を吸い続けているようなもの。 黄砂は「黄色い悪魔」「殺人大気」と呼ばれるほどで、症状が出てもまったく不思議ではありません。 なぜ今、症状が増えているのか? ✔ 気候がよくなり


口臭の原因は?
にんにくを食べた次の日、飲み過ぎた次の日、などに口臭がするのは当たり前。 「生理的な口臭」もありますが、それとは異なる口臭が普段からするとしたら、何か原因があるかもしれません。 口臭の原因について質問を頂いた時、私からの回答は以下の4つ。...
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