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花粉症なのに“のどが痛い・咳が出る”のはなぜ?原因と対策を解説

更新日:11月26日


 花粉症シーズン、みなさん大丈夫ですか?

花粉がピークに近づく時期、クリニックでも「のどが痛い」「咳が続く」という相談がとても増えます。


実は、花粉症の症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみだけではありません。

意外にものどの痛み、イガイガ感、咳といった“気道症状”が強く出る方が多くいるのです。


◆ なぜ花粉で「のど」や「気管」がやられるのか?

● 原因①:口呼吸で花粉を吸い込んでしまう

花粉症の方は、そもそも鼻の通りが良くないことが多く、無意識のうちに口呼吸になりがちです。

その結果──・口から吸い込んだ花粉が のどの粘膜に付着 → イガイガ・痛み・さらに気管まで入ると 咳の原因となります。

● 原因②:のどの粘膜が乾燥しやすい

口呼吸をしていると、のどが乾きやすく粘膜防御機能が低下。そこに花粉が付くと症状が強く出やすくなります。


◆ のどの症状が強い人の特徴

診察していて感じるのは、症状の割にのどの炎症(赤み)が軽いということ。

・熱がない・全身がしんどいわけでもないそれでも「のどがおかしい」という場合は👉 花粉による刺激の可能性が非常に高いと言えます。


◆ 今日からできる対策

◎ 1. こまめに“水でうがい”

特別な薬は不要。のどを潤すだけでなく、付着した花粉を洗い流す効果があります。

◎ 2. マスクで口からの花粉吸引を減らす

吸い込む花粉量を減らすだけでも、症状がかなり軽くなります。

◎ 3. とにかく「口呼吸しない」

実はこれが最重要。口から吸い込めば吸い込むほど、症状は悪化してしまいます。

そのためには“鼻で呼吸できる状態を保つ”ことが最も大切。鼻炎や鼻づまりを放置しないでくださいね。


◆ まとめ

「鼻はそんなにひどくないのに、のどだけつらい…」そんな人は、知らないうちに花粉を口から吸っているサインです。

鼻の通りを確保する → 口呼吸を防ぐ → のどの症状を軽減するこの流れをしっかり抑えておきましょう。


ご自身の症状が花粉によるものか迷ったら、遠慮なくご相談ください。


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