花粉症なのに“のどが痛い・咳が出る”のはなぜ?原因と対策を解説
- shibata.ent
- 2018年3月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
耳鼻科医が解説する意外な原因
花粉症シーズン、みなさん大丈夫でしょうか?
この時期、クリニックでは・のどが痛い・のどがイガイガする・咳が続くといった相談がとても増えます。
「風邪かな?」と思って受診される方も多いのですが、実は 花粉が原因の“のど症状” であるケースが少なくありません。
特に「朝起きた時にのどが痛い」「 夜になると咳が出る」 という方は、口呼吸による刺激の可能性があります。
◆ なぜ花粉で「のど」や「気管」がやられるのか?
原因①:口呼吸で花粉を吸い込んでしまう
花粉症の方は、そもそも鼻の通りが良くないことが多く、無意識のうちに口呼吸になりがちです。
その結果──・口から吸い込んだ花粉が のどの粘膜に付着 → イガイガ・痛み・さらに気管まで入ると 咳の原因となります。
原因②:のどの粘膜が乾燥しやすい
口呼吸をしていると、のどが乾きやすく粘膜防御機能が低下。そこに花粉が付くと症状が強く出やすくなります。
◆ のどの症状が強い人の特徴
診察していてよく感じるのは、症状のわりに、のどの炎症が軽いということです。
例えば
・熱がない・体のだるさがない・のどの赤みが強くない
それでも「のどが痛い」「イガイガして咳が出る」という場合は、花粉による刺激の可能性が高いと考えられます。
◆ 風邪との違いは?
花粉によるのど症状は、風邪とは少し特徴が違います。
花粉症 | 風邪 |
発熱はほぼない(あっても微熱) | 発熱することがある |
サラサラの鼻水が続く | 黄色・粘り気のある鼻水に変わってくる |
目のかゆみがあることが多い | 目のかゆみは少ない |
花粉シーズンに悪化 | 季節との関連が弱い |
「風邪か花粉症か分からない」という相談もよくあります。症状の見分けがハッキリしない場合は耳鼻科での相談をおすすめします。
◆ 今日からできる対策
◎ 1. こまめに“水でうがい”
特別な薬は不要。のどを潤すだけでなく、付着した花粉を洗い流す効果があります。
◎ 2. マスクで口からの花粉吸引を減らす
吸い込む花粉量を減らすだけでも、症状がかなり軽くなります。
◎ 3. とにかく「口呼吸しない」
実はこれが最重要。口から吸い込めば吸い込むほど、症状は悪化してしまいます。
そのためには“鼻で呼吸できる状態を保つ”ことが最も大切。鼻炎や鼻づまりを放置しないでくださいね。
◆ まとめ
「鼻はそんなにひどくないのに、のどだけつらい…」そんな人は、知らないうちに花粉を口から吸っているサインです。
鼻の通りを確保する → 口呼吸を防ぐ → のどの症状を軽減するこの流れをしっかり抑えておきましょう。
ご自身の症状が花粉によるものか迷ったら、遠慮なくご相談ください。
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