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花粉症・感染症対策で有効なマスクは?

更新日:3 日前

春の花粉シーズン以外でも様々な影響あり

 コロナ禍以降、私たちの生活は大きく変わりました。その変化に気を取られているうちに、気付けば春・秋の花粉シーズン、ハウスダスト、風邪ウイルスなどによる負担が繰り返されています。

花粉症・感染症対策の代表格といえば、やはり「手洗い・うがい」と「マスク」。今回は 花粉シーズンを前提とした “マスクの正しい使い分け” を解説します。



🎭 マスクの種類、どう違う?

 コロナ禍以降、マスクの種類による予防効果の違いが検証され、特に「ウレタンマスクは効果が低い」という話題が広まりました。

  • ウレタン・布マスク:不織布より飛沫の拡散/吸い込み防止効果が弱め

  • 不織布マスク:フィルター性能が高く、花粉・ウイルス対策向き


ただし、最近は高性能の布・ウレタンマスクも登場しています。「全部ダメ」というわけではなく、状況に応じて使い分けることが大切です。

※以下は花粉シーズンを前提とした、私の個人的な推奨です。



🚶 場面別:マスクの使い分け

① 屋外移動中

◎ 花粉症の人

不織布マスク(車移動で窓を開けなければマスク不要)


◎ 花粉症ではない人

  • 人混み・公共交通機関を使う場合:不織布

  • 上記以外(屋外で一人、いつもの場所・メンバー)→ 布・ウレタン・もしくはマスクなしでもOK

※いずれも、周囲との距離が確保できる場合に限ります。


屋内滞在中(花粉症の有無に関わらず)

  • 不特定多数が出入りする場所:不織布マスクが安心

  • 換気が十分・メンバーが固定(職場・学校など)→ 布・ウレタンでもOK

国の指針では、いずれも「最終判断は個人の判断」とされています。今後はまさに“自己責任の時代”ですね。



🌬️ マスク以外の花粉・感染対策

 花粉症対策は従来どおり以下が基本です。

  • 手洗い

  • 家庭内換気

  • 空気清浄機の活用

  • 衣服や髪についた花粉を室内に持ち込まない

換気を行うと花粉の侵入は避けられないため、室内では 空気清浄機・換気扇の併用 がおすすめです。

一方、コロナ・インフルエンザなどの感染症は「無症状でも感染源となりうる」ことから、マスク・手洗いなどの基本的対策を継続することが重要です。



✔ まとめ

 マスクは「どれが正解」ではなく、状況・目的に応じた使い分けこそが最適解 です。

医療機関などは引き続きマスク着用が推奨されています。自身や周囲を守るためにも、場面に応じて選びたいものです。



🎁 おまけ:よくある NG ポイント

  • 鼻だけ出ている「鼻出しマスク」は ✖

  • マスク表面を頻繁に触るのも ✖

  • 顔のサイズに合わないマスクは効果が低下

  • マウスシールド・フェイスシールドだけでは効果はほぼなし





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