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スギ・ヒノキの後は“イネ科花粉”!知らないと損する重要ポイント

更新日:2 日前


【イネ科花粉の注意点は?】


 スギ・ヒノキが終わったのに症状が続く…その理由

春のスギ・ヒノキ花粉が終わり、ようやく落ち着いたと思った矢先、「まだ鼻がムズムズする」「アウトドアに出ると目がかゆい」という方が意外と多いんですね。


実はこの時期、イネ科花粉が本格的に飛び始めます。しかも、気候が良く外で過ごす時間が増えることで、知らないうちに花粉に触れてしまう機会が一気に増えるのです。

さらに、黄砂やPM2.5が飛ぶ日は 気道の刺激が重なり、症状が悪化しやすい とも言われています。(出典:環境省「大気汚染物質広域監視システム」)



◆ イネ科花粉の“特徴”を知ると対策が立てやすい

 イネ科花粉には、スギ花粉とは違う特徴があります。

  1. 雑草として地面近くに生えるため、飛散距離は短い

  2. 広い範囲には飛ばないが、近くには“濃い”花粉の層がある

  3. 近づくと一気に大量に吸い込んでしまいやすい

つまり、遠くから飛んでくる花粉ではなく、「近寄ると危険」なタイプと言えます。



◆ では、どこが“近く”なのか?

イネ科雑草が特に多いのは以下のような場所です。

  • 河川敷・土手(カモガヤ・オオアワガエリが大量)

  • 公園の草地エリア

  • 自然の多い散歩道・農道

  • 空き地で雑草が伸びている場所

こういった場所は、イネ科花粉のホットスポットです。



◆ 今日からできる、効果的な対策

 花粉症は「完全に避ける」のが難しいですが、イネ科の場合は工夫するとかなり避けられます

◎ 避ける・近づかない

  • 草が伸びているエリアは避ける

  • 河川敷や草地で長時間過ごさない

  • ランニングコースを舗装路中心に変更する

◎ 家に持ち込まない

  • 外出後、衣類や髪の毛を軽く払う

  • 洗濯物の外干しを控える

◎ 症状がある日は無理しない

  • 市販薬の点眼・点鼻・内服で早めにケア

  • 症状が強い方、長引く方は医療用薬の方がコントロールしやすい



◆ “気持ちはわかるけど…”のポイント

 河川敷でのピクニック、公園でのんびりした時間、恋人や友人との語らい——

この季節、とても気持ちいいですよね。

ですが 鼻水ズルズル・くしゃみ連発・目がかゆい状態では、せっかくの時間が半減してしまいます(笑)

イネ科花粉は「近寄らなければかなり避けられる」という、とても対策しやすい種類の花粉です。

ぜひ、少しの工夫で快適に過ごしてくださいね。



◆ 参考(引用元)
  • 環境省「全国花粉飛散情報システム(はなこさん)」
  • 環境省「大気汚染物質広域監視システム(黄砂・PM2.5)」

  • 日本アレルギー学会「花粉症ガイドライン(一般向け解説)」



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