スギ・ヒノキの後は“イネ科花粉”!知らないと損する重要ポイント
- shibata.ent

- 2016年5月29日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
【イネ科花粉の注意点は?】
スギ・ヒノキが終わったのに症状が続く…その理由
春のスギ・ヒノキ花粉が終わり、ようやく落ち着いたと思った矢先、「まだ鼻がムズムズする」「アウトドアに出ると目がかゆい」という方が意外と多いんですね。
実はこの時期、イネ科花粉が本格的に飛び始めます。しかも、気候が良く外で過ごす時間が増えることで、知らないうちに花粉に触れてしまう機会が一気に増えるのです。
さらに、黄砂やPM2.5が飛ぶ日は 気道の刺激が重なり、症状が悪化しやすい とも言われています。(出典:環境省「大気汚染物質広域監視システム」)
◆ イネ科花粉の“特徴”を知ると対策が立てやすい
イネ科花粉には、スギ花粉とは違う特徴があります。
雑草として地面近くに生えるため、飛散距離は短い
広い範囲には飛ばないが、近くには“濃い”花粉の層がある
近づくと一気に大量に吸い込んでしまいやすい
つまり、遠くから飛んでくる花粉ではなく、「近寄ると危険」なタイプと言えます。
◆ では、どこが“近く”なのか?
イネ科雑草が特に多いのは以下のような場所です。
河川敷・土手(カモガヤ・オオアワガエリが大量)
公園の草地エリア
自然の多い散歩道・農道
空き地で雑草が伸びている場所
こういった場所は、イネ科花粉のホットスポットです。
◆ 今日からできる、効果的な対策
花粉症は「完全に避ける」のが難しいですが、イネ科の場合は工夫するとかなり避けられます。
◎ 避ける・近づかない
草が伸びているエリアは避ける
河川敷や草地で長時間過ごさない
ランニングコースを舗装路中心に変更する
◎ 家に持ち込まない
外出後、衣類や髪の毛を軽く払う
洗濯物の外干しを控える
◎ 症状がある日は無理しない
市販薬の点眼・点鼻・内服で早めにケア
症状が強い方、長引く方は医療用薬の方がコントロールしやすい
◆ “気持ちはわかるけど…”のポイント
河川敷でのピクニック、公園でのんびりした時間、恋人や友人との語らい——
この季節、とても気持ちいいですよね。
ですが 鼻水ズルズル・くしゃみ連発・目がかゆい状態では、せっかくの時間が半減してしまいます(笑)
イネ科花粉は「近寄らなければかなり避けられる」という、とても対策しやすい種類の花粉です。
ぜひ、少しの工夫で快適に過ごしてくださいね。
◆ 参考(引用元)
環境省「全国花粉飛散情報システム(はなこさん)」
環境省「大気汚染物質広域監視システム(黄砂・PM2.5)」
日本アレルギー学会「花粉症ガイドライン(一般向け解説)」





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