スギ花粉がピークに向けて飛散しています、みなさん大丈夫ですか?
今回は花粉症の症状についてのお話を。
花粉症の症状としてよく言われる「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒み」以外にも、実は「のどの痛み・咳・イガイガ感」を訴える患者さんが大勢いらっしゃいます。
中には、「鼻はそんなに気にならないけど、のどが・・・」という人も。
実は、知らず知らずの間に口から花粉を吸いこんでしまっているんです!
吸い込んだ花粉がのどの粘膜に付着すると「イガイガ感」や「痛み」に、気管まで入り込んでしまうと「咳」の原因になります。
では、何故花粉を口から吸いこんでしまう?
第一に、「鼻の通りが良くない」ことがあげられますね。
そもそも、花粉症の人は持続的に「鼻の通りが良くない」ケースがほとんど。
ふとした時に少しずつでも口呼吸をすることで花粉を吸引してしまうんです。
そのような患者さんを診させてもらうと、症状が強い割には所見に乏しい(のどの粘膜の発赤が強くない)、という特徴があります。
「熱もなくしんどくもないのに、のどの具合が悪い」場合は、花粉にやられている可能性大です。
で、肝心の対策は?
・頻回にうがいをする(水で構いません)
乾燥させないと同時に口腔内を洗浄する目的ですね
・マスクをする
花粉を吸引する量を少しでも減らす目的
・とにかく口呼吸しない!
これが一番重要で、そのために鼻での呼吸を確保・維持することがさらに重要なんです
「鼻の通りは悪くない」のと、「鼻の通りが良くない」のは大違いですから、この点にも注意して下さいね。
