
【花粉症対策特設ページ】
― 症状・治療・セルフケアを解説 ―
毎年やってくる花粉症の季節。
「今年はまだ大丈夫」と思っているうちに、症状が一気に悪化する方が少なくありません。
今年は、少しでも楽に過ごすための対策を今から確認してみましょう。
【30秒チェック|花粉症対策できていますか?】
□ 症状が出る前から薬を開始している
□ 帰宅時に衣服の花粉を払っている
□ 寝室に花粉を持ち込まないように注意している
□ 鼻づまりで睡眠が妨げられていない
□ 市販薬が効かない場合、受診している
👉 チェックが少ない方は、ページ下部の「花粉症対策チェックリスト保存版」で対策を確認してみましょう。
コンテンツはこちら
花粉症は症状タイプによって効果的な対策や治療が異なります。まずは自身の症状タイプを確認してみましょう。
【医療機関受診の目安】
まずは気になる症状や対策からご覧ください。
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【まずはこちら】
🔵 今年の花粉飛散予測
→ 花粉飛散予測2026(日本気象協会)
→ 京都市の花粉飛散情報(日本気象協会)
▶ 2026花粉予測とタイプ別対策
▶ 花粉飛散は早まっている?2026年の傾向と早めの花粉症対策を耳鼻科医が解説
🔵 症状が出る前の対策・初期治療の考え方
→ 花粉症重症化ゼロ作戦(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)
【花粉症セルフチェック】
― あなたの症状タイプは?(30秒チェック)―
当てはまる項目にチェックしてみてください。
✅ Aタイプ:くしゃみ・鼻水タイプ
□ 朝起きるとくしゃみが連続で出る
□ 水のような鼻水が止まらない
□ ティッシュがすぐなくなる
□ 外出すると症状が悪化する
👉 花粉やハウスダストに強く反応するタイプ。抗アレルギー薬や初期治療で楽になることが多いです。
✅ Bタイプ:鼻づまりタイプ(要注意)
□ 片側または両側の鼻がいつも詰まる
□ 口を開けて寝ていると言われる
□ 朝、のどが乾燥している
□ 眠りが浅く、日中眠い
👉 鼻づまり優位タイプです。
放置すると睡眠の質低下・集中力低下・副鼻腔炎につながることがあります。
薬だけでなく、処置や手術の追加を要するケースもあります。
✅ Cタイプ:のど・咳タイプ(意外に多い)
□ のどがイガイガする
□ 咳が長引く
□ 花粉時期だけ咳が出る
□ 風邪ではないのに咳が続く
👉 花粉によるのど・気道アレルギー症状の可能性があります。「風邪が治らない」と受診される方の中にも多く見られます(Bタイプとの合併が多い)。
✅ Dタイプ:目・顔症状タイプ
□ 目が強くかゆい
□ まぶたが腫れる
□ 顔や鼻の奥がかゆい
□ コンタクトがつらい
👉 眼症状が強いタイプです。点眼など治療の追加で改善を目指します。
◆ 2つ以上当てはまる方へ
花粉症は多くの場合、複数の症状タイプが同時に出ます。
症状に合わせて治療を調整すると、毎年のつらさをかなり軽くできます。
◆ こんな場合は受診をおすすめします
🔵 市販薬が効かない
🔵 鼻づまりで睡眠の質が悪い
🔵 毎年症状が悪化している
🔵 仕事・勉強に影響している
早めの治療開始が症状軽減のポイントです。
【⚠ 花粉症、重症化しやすい人チェック】
― シーズン本格化前に確認しましょう ―
次の項目に当てはまるものはありませんか?
□ 毎年、花粉シーズンの後半になると症状が悪化する
□ 市販薬では効かなくなってきた
□ 鼻づまりで夜中に目が覚めることがある
□ 花粉シーズン中、口呼吸になっている
□ 毎年、副鼻腔炎(ちくのう症)を併発する
□ 目・のど・咳など症状が年々増えている
□ 「まだ大丈夫」と思っているうちに毎年悪化する
□ 仕事や勉強の集中力が落ちる
◆ 2つ以上当てはまる方へ
花粉シーズン後半になると薬が効きにくくなる・鼻づまりが強くなる・副鼻腔炎を合併するケースが増えてきます。
症状が強くなってからの治療より、症状が軽いうちの治療開始の方が楽にコントロールできます。
◆ 院長からのワンポイント
「毎年つらいけれど、いつも同じだから…」と我慢している方が多いのですが、最近は薬の選択肢・点鼻治療・処置・日帰り手術など、治療の幅が広がっています。
適切な対策をすることで、今までより楽に過ごせる可能性があります(日帰り手術は花粉シーズン前に済ませる必要があるので、施術の時期を相談する必要があります)。
【症状から探す】
~ 症状から対策を見る ~
🔵 くしゃみ・鼻水が止まらない
🔵 鼻づまりがつらい
▶ 鼻呼吸と免疫力の関係
▶ 鼻がつまって眠れない|大人と子どもで違う原因と対処ガイド
▶ 市販点鼻薬、どこまでOK? ― 耳鼻科医が考える「使っていい線・危ない線」 ―
🔵 症状がひどくて集中できない
▶ アレルギー性鼻炎と経済損失の関係
🔵 のどの痛み・咳が続く
▶ 花粉症なのに“のどが痛い・咳が出る”のはなぜ?原因と対策を解説
🔵 目がかゆい
▶ 耳鼻科発:花粉症で眼が痒いあなたへ
【花粉以外の悪化要因】
~ 花粉だけではありません ~
🔵 花粉と天候の関係
▶ 花粉症と雨の関係
▶ 気象病・天気痛とは? 梅雨や台風で起こる頭痛・めまい・耳閉感の原因と対策
🔵 PM2.5と黄砂を含めた春の大気環境
→ 黄砂情報(気象庁)
▶ PM2.5と黄砂、いつ飛ぶ? 春だけじゃない飛来シーズンと対策
▶ PM2.5・黄砂で起こる不調|頭痛・めまい・鼻水などとの関連性
【自宅でできるセルフケア】
🔵 鼻うがい
▶ 鼻うがいは安全?耳鼻科医が教えるメリット・デメリットと正しいやり方
🔵 マスク対策
🔵 室内環境対策
🔵 乾燥対策
▶ 朝のどが痛い・鼻が乾く原因は?乾燥トラブルと正しい対策【耳鼻科医解説】
【医療機関受診の目安】
🔵 市販薬で症状が抑えきれない
🔵 鼻づまりで生活・活動・勉強・運動・睡眠に影響が出ている
🔵 花粉量に関係なく、毎シーズン症状が悪化する
場合は、早めの受診をおすすめします。
「毎年同じ症状だから」と我慢せず、今年は少しでも楽に過ごせる方法を一緒に考えてみませんか。
👉 診療案内は こちら
👉 初診患者さんのWEB予約は こちら
✅ 花粉症対策チェックリスト【保存版】
― 今年の花粉シーズンを楽に乗り切るために ―
花粉症対策は、特別なことよりも毎日の積み重ねが重要です。
できている項目をチェックしてみましょう。
◆ シーズン前・初期対策チェック
□ 毎年症状が出る時期を把握している
□ 症状が出る前、または出始めに薬を開始している
□ 市販薬が効かない場合、早めに受診している
□ 花粉飛散情報を確認している
👉 早めの対策ほど症状は軽くなります。
◆ 室内環境チェック
□ 帰宅時に衣服や髪の花粉を払っている
□ 上着を寝室に持ち込まないようにしている
□ 花粉の多い時間帯は窓の全開換気を避けている
□ 空気清浄機を適切に使用している
□ 室内をこまめに掃除している(特に床・寝室)
👉 室内の花粉量を減らすだけでも症状は軽減します。
◆ 外出時対策チェック
□ マスクを着用している
□ 眼鏡や花粉対策メガネを活用している
□ 花粉が付きにくい衣類を選んでいる
□ 帰宅後すぐに手洗い・洗顔をしている
👉 花粉を「吸わない・持ち込まない」が基本です。
◆ 鼻・のどケアチェック
□ 強く鼻をかみすぎないよう注意している
□ 鼻うがいを適切な回数で行っている
□ 鼻づまりの有無を意識している
□ のどの乾燥対策をしている
👉 鼻づまりは睡眠・生活の質低下につながります。
◆ 睡眠・体調管理チェック
□ 鼻づまりで睡眠が妨げられていない
□ 日中の眠気や集中力低下を放置していない
□ 疲労をためないよう意識している
👉 体調が悪いと症状も悪化しやすくなります。
⚠ 受診の目安チェック
□ 市販薬で症状が抑えられない
□ 鼻づまりで眠れない
□ 黄色い鼻水や顔の痛みが出る
□ 咳やのど症状が長引く
👉 副鼻腔炎などの合併が隠れていることもあります。
◆ チェック結果の目安
✔ 15項目以上チェック → 対策はかなり良好
✔ 10〜14項目 → 少し見直すと楽になります
✔ 9項目以下 → 改善の余地あり
◆ 院長からのアドバイス
花粉症は「毎年同じ」と思われがちですが、対策を見直すだけで症状が軽くなる方は多くいます。
今年は少しでも楽に過ごせるよう、できるところから取り入れてみてください。


左図:正常鼻腔内
右図:アレルギー性鼻炎の鼻腔
(粘膜が腫れて水様性鼻漏が観察されます)
【さらに詳しく知りたい人へ】
◆ 鼻アレルギー(花粉症)とは? ◆
同じアレルギーでも、
・気管支 → 喘息
・皮膚 → アトピー
・鼻 → 鼻アレルギー
として現れます。
主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりであり、ひどい場合は頭痛や微熱を伴い、風邪と区別がつきにくいこともあります。
また、アレルギー性鼻炎の中で花粉が原因のものを「花粉症(季節性)」と呼びます。
主な原因花粉:スギ・ヒノキ・イネ科・ブタクサ など
実は真冬以外、ほぼ一年中何らかの花粉が飛散しています。
さらに、ダニ・ハウスダスト・カビ・ペットによる通年性アレルギーもあります。
◆ 原因を知ることが第一歩
鼻アレルギー対策の基本は原因となる物質(抗原)を避けることですが、この対策を有効にとるためには自分のアレルギーの詳しい原因を知っておく必要があります(採血による「特異IgE抗体検査」で原因を特定できます:当院にて実施可)。
例えば、スギ花粉症がある人の半分以上はヒノキやイネ科の花粉・ハウスダストにも反応することがわかっています。そうなると、春先だけ注意していても不充分、ということになってしまうのです。
◆ 治療の選択肢
・日常生活上の対策
先にお示しした「薬だけに頼らない!日常でできるセルフケア」が基本になると考えて下さい。
いくら薬を使っていても、日常のケアが不十分だと治療効果は半減してしまいます・・・。
・内服薬/点鼻薬/目薬
上に示した花粉症のタイプによって適切な薬剤を選択して処方します。
複数ある薬は「強い・弱い」と言うよりも「合う・合わない」と考えた方が良いと思います。
1種類の薬でコントロールできる人、花粉ピーク時に追加の薬を使う人、初めから複数種類の薬が必要な人・・・。
さらに、点鼻薬・点眼薬を併用するのが望ましい人など。
個人個人の状態に合わせて、カスタムメイドの処方を行うのが理想的です。
・日帰りでできる粘膜処理術
症状が強い場合には、鼻の粘膜(下鼻甲介)を高周波メスまたは薬剤で処理する日帰り手術を行うことがあります。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりの軽減が期待できますが、アレルギー自体が治るわけではありません。
手術時間は10~15分ほどで、局所麻酔のみで可能です。経過により2〜3回の追加処置が必要なこともあります(当院で実施可)。
・病院紹介の上で受ける鼻の手術
さらに症状が強い方、日帰り手術でも症状コントロールが上手くいかない方の場合、病院紹介の上で入院での鼻手術を検討するケースもあります。
・舌下免疫療法について
スギ花粉・ダニに対する舌下免疫療法という治療法もあります。
当院では実施していませんが、希望される場合は対応医療機関への相談をおすすめします。
◆ 花粉症 Q&A― 患者さんからよくある質問 ―
Q1.花粉症の薬は、いつから飲めばいいですか?
A.症状が出る前、または出始めに飲み始める方が効果的です(理想は花粉飛散開始前)。
症状が強くなってからでは、薬が効くまで時間がかかることがあります。
毎年つらい方は、花粉飛散前からの「初期治療」がおすすめです。
Q2.市販薬で様子を見ても大丈夫ですか?
A.軽症であれば市販薬で対応できることもあります。
しかし、効きが悪い・眠気が強い・毎年悪化する場合は、薬の種類や治療方法を調整することで楽になるケースが多くあります。
Q3.花粉症は年齢とともに治りますか?
A.軽くなる方もいますが、悪化する方もいます。
また、鼻づまりが強くなる・副鼻腔炎を繰り返す・咳やのど症状が増えるなど、症状のタイプが変わることもあります。
Q4.鼻づまりだけでも花粉症ですか?
A.鼻づまりだけが強く出るタイプもあります。
このタイプは睡眠障害・口呼吸・日中のだるさにつながりやすく、治療調整で改善を目指す必要があります。
Q5.毎年同じ薬を飲んでいますが、変える必要はありますか?
A.症状が十分コントロールできていれば同じ薬で大丈夫ですが、症状や生活環境の変化により、薬の調整・変更が必要なことがあります。
「去年効いた薬が今年効かない」という相談は珍しくありません。
Q6.花粉症で受診するタイミングは?
A.症状が軽いうちの受診が最も楽です。
症状が強くなってからよりも、薬が効きやすい・悪化を防げる・通院回数が少なく済む・強い薬を飲むリスクを減らせるメリットがあります。
◆ まとめ
鼻アレルギーは「慢性的な不快感」だけでなく、集中力の低下や睡眠の質にも影響します。
原因をしっかり調べ、体に合った治療とセルフケアを続けることが大切です。
症状が長引くとき/繰り返すときは、早めのご相談をおすすめします。
■ 花粉症関連記事・院長ブログ:もっと詳しく知りたい人へ
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